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日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。


記事公開日:2015/11/30、 最終更新日:2022/01/20

親と同居してみたものの・・・

 

「桑野さんは母の命の恩人です」

まっすぐに私の目を見て、Aさんは私におっしゃいました。

 

両親の面倒は自分が看る――。むしろ、親の面倒を見るのは子としての義務だ――。

そう思っていらっしゃる方も多いと思います。今回のご相談者のAさんも同じように考えていたと言います。

 

ご相談の窓口となったのはいつもご利用いただいている包括の方からでした。

「家族との折り合いが悪くて特養のショートステイを利用しているが、2週間後までしか利用できないようで。ウチシルベさんの方で探していただけませんか?」

 

リミットが2週間と決まったなかでのスタートでした。

 

実は、ここに至るまでにもAさんはご自身で探されていたそうです。お母さまの年金が3万円ほどと心もとないこともあり、最初はAさんが住んでいる市で生活保護申請をしたのですが、却下となってしまったとのこと。結局は時間だけを使ってしまったことになり、ウチシルベを頼ってきてくださったのです。

お母さまの身体状況は、農家をされていたので足腰はまだまだ丈夫でいらっしゃいました。ですが白内障が進行しており、ほぼ視力がない状況です。現在は要支援2ですが、後々のことを考えると、介護付き有料老人ホームの方がいいと私は感じました。

 

「こんなに関係が悪くなるなんて思いもしなかった・・」

 

奥さまとお母さまの関係をAさんはこのようにおっしゃいました。

入居前は嫁姑関係は良好で奥さまも納得したはずの同居。しかし、関係が悪くなるまではあっという間だったとAさんは振り返ります。「次男に嫁いだのになぜ私が義母の面倒をみなければならないの?」、口にこそ出さなかったものの奥様にはそんな想いがあったのでしょう。同居開始して間もなくから激しい言い争いが始まり、日に日に家庭の空気は険悪になり……。そしてついにお母さんは家を出ていくこととなり、近くの地域包括センターに相談してショートステイを紹介してもらったのでした。

 

老人ホームの良し悪しはやはり「人」

 

さて、とにかく時間がありません。ご相談いただいて3日後にはAさんと見学に向かうことにしました。行先はAさんの自宅からもさほど離れていない住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームの2施設です。「将来のことを考えても、介護付きの方がいいと思います」と私の考えをご説明差し上げたところ、Aさんも同じように考えていた、とおっしゃいます。

 

施設長はとてもていねいかつフレンドリーな方で、Aさんの質問にもひとつひとつ真摯に対応されていました。時間がないという事情があったにせよ、Aさんもすっかり施設を気に入った様子です。しかし、介護付きとなるとやはり費用面の問題も出てきますし、「今後どう進めていこうか」と私自身も少し決めきれない部分がありました。というのも、生活保護の受入を市町村が認めてくれるかどうかの問題がありました。

 

ともあれ、限られた時間のなかでご期待に応えるには私が動くしかありません。Aさんと別れた後、その足で市役所に相談に向かいました。Aさんは「生活保護は1回断られちゃったし」とあまり行政のサポートに期待していない口ぶりでしたが、お住まい相談員であればなにか別のご提案のヒントが見つかるかもしれません。

 

生活保護の受給にはいろいろと手続きがあります。そして市町村によって対応のスピードや受け入れ基準もまちまちで、申請から受給まで時間がかかるところがあります。他市からの受け入れですのでそう簡単にはいかないと思い覚悟を決めて保護課を訪れると……。どこかで見たことのある後ろ姿が!なんと先ほど見学した介護付き有料老人ホームの施設長さんがいるではありませんか。

 

「施設長!どうしたんですか」

「いやぁ。さっきの人の件が気になったけん、事前に相談にきてみたとよ」

 

一瞬言葉に詰まってしまいました。事前に相談していたもののさっき見学したばかりなのに、すぐにこうして動いてくれるなんて……。目頭が熱くなるのを堪えながら、施設長とともに、お母さまの現在の状況をお伝えしました。

 

目が悪くて一人では暮らしていけないこと。息子さんと同居していたが家族の折り合いが悪くなっていること。このままでは、暴力にエスカレートする可能性すらあるということ……。窓口の職員の方にふたりでお話することで、より客観的に事実をお伝えすることができた手ごたえがありました。

 

もちろん、だからといって簡単に手続きができるわけではありません。「生活保護の申請時には本人を連れて、また伺います」と伝え、市役所を後にしました。

 

「施設長、わざわざありがとうございました。受け入れは大丈夫でしょうか?」

「入居いただく方向で考えとるけん、今日もこうして来たと」

福岡で、生活保護受入が可能な介護施設_1

後日のこと。施設入居の契約手続きをご家族と終えるとともに、今後はお母さまをお連れして市役所へと行き、生活保護の申請手続きを行いました。生活保護が受給できるか否かも決定がなされていませんし、もし認められたとしても受給開始までは時間が必要になります。それらを理解した上で、施設は入居を許可してくださり、お母さまも新しい住まいに落ち着くことができました。

 

今回の件で改めて思ったこと――。私たち、お住まい相談員もご本人やご家族のお役にたちたいと考えているのですが、その想いは私たちだけではないということ。介護施設のスタッフさんや担当のケアマネさんをはじめ、たくさんの方が高齢者の、そしてご家族のためにという想いで働いています。もしも在宅介護に行き詰まりや不安を感じたら、ぜひそんな身近なプロたちに相談してみてください。もちろん私たちお住まい相談員も、精一杯サポートいたします。

 


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