ユマニチュード-介護コラム

フランスで開発された認知症ケアです。ユマニチュードは、人間としての存在価値、1人の人間であるとことを伝えることを大切にしていて、基本的な考え方としては、触れる、立つ、話しかける、そして見る、の4つがあります。見るときは、認知症の方と同じ目線で近い距離から正面でまっすぐに見つめあうことでお互いの存在を確認することができるといわれています。話しかけるときは、優しく、前向きな言葉を使い、目を合わせながらするとますます良いとされています。また、触れることは、スキンシップにつながり、歩くときに手を添えてあげたり、優しく背中をさすったりすることで本人が安心できるようになります。最後に立つことは、筋力の低下を少しでも防ぐことができ、寝たきりを防ぐことにもつながるといわれています。認知症ケアをすることで本人はもちろんですが、周りの介護者も元気になる効果が期待できますね。