認知症サポーター-介護コラム

認知症の方やその家族を社会全体で支えていくことを目的にしているのが認知症サポーターです。認知症サポーターは、厚生労働省の「認知症を知り地域を作るキャンペーン」の一環で始まった活動で全国各地で定期的に講座が行われています。受講者は、年齢は関係なく、地域住民や金融機関の従業員のほか、最近では小中学生なども受講し、認知症への理解を深めています。講座は９０分ほどとなっていて、認知症の症状や対処法について学ぶことができます。終了後には、認知症サポーターの証として認知症患者を支える証の「オレンジリング」が参加者全員に配られます。サポーターになったからといって、活動に必ずしも参加しなければいけないというのはなく、あくまでも「認知症に深い理解を持っている」ということを発信するための存在となっていて、近年では小売店や宿泊施設などでも導入する例が増えています。