平成２４年度からスタートした「定期巡回･随時対応型訪問介護看護」は、
介護が必要になっても、住み慣れた家庭でできる限り生活ができるよう創設された２４時間対応の介護保険サービスです。
高齢者のみの世帯やひとり暮らしの高齢者の方の安心感が増すとともに、
介護する家族の負担を軽減するサービスとして期待されています。
定期的な巡回訪問や随時通報により、訪問介護と訪問看護をひとつの事業所で一体的に行う一体型と、訪問看護事業所と連携して行う連携型があります。
サービスの内容
① 訪問介護員による定期巡回型サービス（定期的な巡回による訪問看護）
② オペレーターによる随時対応型サービス（通報を受け、訪問要否の判断、相談援助）
③ 訪問介護員等による随時訪問サービス（訪問要否の判断にも基づく訪問介護）
④ 看護師等による訪問看護
サービス担当者
オペレーター⇒看護師・介護福祉士・医師・保健師・准看護師・社会福祉士・介護支援専門員の
いずれかであればよい。
計画責任者⇒オペレーターと同様の有資格者
訪問介護員等
看護師等⇒看護職員・保健師・准看護師・理学療法士等 一体型のみ
サービス概要
①定期巡回サービス
訪問介護員等が、定期的に利用者の居宅を巡回して、入浴、排せつ、食事等といった日常生活上の世話を行います。
②随時対応サービス
オペレーターが通報を受け、利用者の状況に応じてサービスの手配を行います。
③随時訪問サービス
オペレーターからの要請を受けて、随時、訪問介護員等が利用者の居宅を訪問して、
入浴、排せつ、食事等といった日常生活上の世話を行います。
④訪問看護サービス
看護師等が利用者の居宅を訪問して、療養上の世話または診療の補助を行います。
一体型では、①～④のサービスを提供します。
連携型では、①～③のサービスを提供し、④のサービスは、連携先の訪問看護事業所が提供します。
これら４つのサービスがセットで、１か月当たり定額で利用できるサービスです
【ご利用できる方】
要介護の方
※地域密着型サービスなので、各市町村による事業所の指定が必要です。
事業所指定をしている市町村の住民の方が利用できます。
介護報酬（利用者負担）
従来の訪問介護や訪問看護では１回の訪問ごとに利用者負担が生じますが、
このサービスは１か月当たり定額負担で利用できます。
居宅介護支援事業所のケアマネさんが居宅サービス計画書を作成します。
定期巡回サービス事業所と共同で作成し、サービスが利用できます。
これからますます高齢化社会になります。いろいろなサービス、制度、施設が増えていきます。
私たちお住まい相談員が住まいのサポートをいたします。
