こくせい館(奈良県奈良市)

アットホームな雰囲気

こくせい館は、要支援2以上で、医師の診断書により認知症が認められた、奈良市に住民票のある方を対象としたグループホームです。
居室数は18室で、すべて個室です。小規模なグループホームならではのアットホームで温かな雰囲気があり、入居者とスタッフの距離が近いのが特徴です。ホーム運営者の「なるべく家と同じ環境に近づけたい」という思いから、外観や内装は、一軒屋のような仕様になっています。この考え方は入居者への対応にも活かされています。家で過ごすときと同じように個人の尊厳を重視しており、ひとりでくつろぎたいときには居室で、にぎやかに過ごしたいときにはリビングルームで過ごすといった、入居者にとって自由度の高い暮らしが実現されているのです。

リハビリテーションを導入

こくせい館では、スポーツトレーナーによるリハビリテーションを導入しています。これは運営者が元プロ野球選手だったために、過去の経験から身体機能の維持・回復のために有効との考えから行われています。また、軽度の認知症の入居者は、調理や清掃、洗濯物をたたむといった家事的な作業を日常的に行っています。スタッフのサポートのもと、作業を繰り返すことで、入居者は徐々に自信を持ち始め、自分でできることに対して喜びを感じるようになります。過去には車椅子の入居者が、リハビリテーションと日常の作業を通じて、要介護度が低くなった例もあり、一定の成果が表れています。
高齢者であっても潜在能力を引き出せば、機能が回復する可能性は十分にある、というこくせい館の考え方は多くの人々に支持されています。

こくせい館　のギャラリー

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