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医師・看護師常駐ではなかったマンション

曽根 るみ

自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にてお住まい相談員業務を高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。 全国の自治体・社協の講演・病院やケアマネ向けの勉強会等講師としても活躍中。

今日のニュースで高齢者向けマンションで、医師・看護師常駐のはずのマンションが、実際の触れ込みとは実情が違っていると、訴訟問題になっていました。

高齢者を抱える家庭では、施設探しは重大問題です。

大変な労力と時間を費やし、分からない介護保険制度やどこで施設を探すのか、窓口はどこなのか、誰を頼ればよいのか・・・。

そんな時、やっと出会った医療の不安がないマンションにご家族は期待して、大切な親をお願いしたと思います。

私はいつも思うのですが、高齢者にかかわる仕事を目指して専門職のキャリアを積んでこられた方たちは、本当にやさしいと思います。そして、困っているひとに手を差し伸べることが日常当たり前のされていらっしゃる方々です。

よく、施設見学や入居後の様子を見に老人ホームへ行くと、本当に感激することばかりです。

福岡市南区三宅の住宅型有料老人ホームでは、私が担当した方のご入居の日に施設長と看護師さんが退院する病院にお迎えに行かれて、「せめて外から自宅を見たい」と言われる本人を乗せて車の中からお庭を見せ、お庭の花を摘んで渡されていました。

要介護5の女性で、おそらくご自宅には帰れる体力がないと分かってのことでしたが、施設の方へ面談の時にお花が好きでお庭にいろんな花を植えていることを話されていたようです。

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「なんでこんなにやさしく、思いやりの行動ができるんですか?」と、聞いたことがあります。

「いつも、自分がもっとこの方に何かできないだろうかと考えて、今しなければ自分に悔いが残るから、出来る限りのことをして喜んでもらえればもっと嬉しいです。」と、ごく自然に答えて下さいました。

ほんの一部の心無い施設経営者がニュースになりますが、本当はこんな心優しい介護のプロが日常を支えてくれているのだと思います。

このような施設に入りたいと私も思うからこそ、このような施設を責任をもって、これからもご紹介してゆきたいと思います。

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