高齢の方だからと認知症を患っているとは限りません。
たんなるもの忘れの場合もあります。
楽しく生活するために認知症を予防することを考えましょう。
人づきあいをせず、趣味などがない人は、認知症になる可能性が高いと言われています。
私の祖母は、祖父が亡くなって家の中で一人で過ごす時間が増え、3~5年特になにもせずに過ごしていたため認知症になったと本人も自覚していたようです。
また、生活習慣病を患っていると血管性認知症((脳卒中などによって記憶に関する部分が障害を受ける認知症)の原因になります。
認知症を予防するために良いと言われる生活習慣をご紹介
・塩分・脂肪をとりすぎない、バランスの良い食事を心がける。
・週に3回は適度な運動を行い、足腰を丈夫に保つ。
・深酒とタバコはやめて、規則正しい生活をおくる。
・生活習慣病の予防、早期発見、治療につとめる。
・転倒などによる頭の打撲に注意する。
・熱中できる趣味をもち、何事にも好奇心をもつ。
・本や新聞を読んだり、頭を使った生活を心がける。
・細やかな気配りをした人づきあいを大切にする。
・くよくよしないで、明るくストレスをためない生活を送る。
高血圧の人は、高血圧ではない人に比べて約3倍、糖尿病の人は糖尿病ではに人に比べて約2倍、
アルツハイマー型認知症(脳が萎縮が進行し記憶障害が生じる認知症)になりやすいといわれています。
認知症を予防するのに役立つ食べ物は、健康維持や生活習慣病の予防に良いとされている食事です。これを食べたら認知症にならない、という食べ物はありませんが、日頃から青魚や緑黄色野菜や果物を多く食べる、塩分、油分を控えてよく噛んで食べることが大切です。
また、こまめに水分をとることも認知症の予防に有効です。
寝る前にコップ一杯の水を飲むと血液の粘度を下げ、動脈硬化の予防になります。
これからの季節は、お手洗いに行く回数を減らすために水分を減らす傾向になります。
意識的に飲むように心がけてください。
生活習慣病をしっかりと予防・治療して健康的な生活をおくることは認知症の予防にもつながります。
慢性的なストレスは脳の血流を悪くするので認知症には大敵です。
ご自身の負担にならない人づきあいをして、楽しめる趣味をもってストレスをためないような生活を心がけましょう。
知的活動、適度な運動、適切な栄養、社会参加が認知症予防となります。