0

高齢者住宅を転居されたいご相談について

ウチシルベ大阪本部

ウチシルベ大阪本部です。オフィスでの日常の一コマや入居相談実例、新規オープンの施設情報などを発信していきます。

今回は大阪府豊中市にお住いのご家族様から、お父様がご入居されている吹田市の高齢者住宅から転居する先を探して欲しいとのご相談を受けました。

吹田市の高齢者住宅にご入居を決められた時に気に入ったつもりでいた点は以下だったそうです。

・吹田市という地域柄

・駅から近い

・近隣にスーパーやコンビニがある

・ご家族の家から車で30分以内

・1階にデイサービスが併設

 

しかし、実際に生活が始まって2年ほど経って、『ご家族の家から車で30分』ということ以外はさほど重要ではなかったということを実感し始めたそうです。

 

ご本人様(Y様)

年齢:85歳

介護度:要介護2

ADL:食事はセッティング。排泄・入浴は軽介助。歩行は杖。

認知症有り。

 

住んでみて実感した重要視すべきだったと思われることを詳しく伺っていきました。

認知症も有り、金銭管理が難しく、一人で外出して買い物をするということは危険であるということ。

ご本人様はおしゃべり好きな性格ですが、現在の高齢者住宅は共同の食堂や集まれる場も無く、デイサービスに行っている時やヘルパーさんが入っている時以外は、誰とも会話をしておらず、寂しいとおしゃっておられること。そのせいもあってか、認知症も進んでこられたということ。

 

元々、ご自身達だけでホームページを見て決められたという現在入居中の高齢者住宅よりも、より見守りがしっかりしていて、皆との交流も盛んな高齢者住宅や老人ホームの方が向いているのではないかということが見えてきました。

 

ご相談を重ねた結果、周辺環境よりも施設内の構造や入居者同士の交流の持ち方などを重要視しましょうという方向性にしました。

例えば、施設内の構造は以下のように各居室は独立した空間になってプライバシーは守られるとしても、ドアを開けると誰かが目に入り、交流を持つことが容易な建物構造であること。

施設図

 

食事も現在はお弁当が各部屋に配られるそうなんですが、次のご提案先は厨房でコックさんが調理し、ちゃんと食器に盛り付け、食堂でワイワイおしゃべりしながら食べられるような環境を選びました。

通常の住宅を選ぶ感覚で駅近ことや建物の綺麗さ、周辺環境など分かりやすい点に目が行きがちの場合があります。高齢者住宅を選ぶ場合は、より複雑な視点が必要になることが多いです。

選び方が難しいというお声をよく伺います。

初めて高齢者住宅をお探しになる方や、探し始めていても何をポイントに選んだら良いのか分からない方、今回のようにご転居を考えられている方など、是非、お気軽にご相談下さいね。

 

 

 

老人ホーム探しはおまかせください

プロに施設探しを相談する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です