老人ホームや高齢者住宅に入居を考える理由は色々ありますが、ご自身で服薬管理が難しくなったというのも1つの理由です。
個人部屋があるとはいえ、共同生活の場でもある老人ホームや高齢者住宅での服薬管理がどのようになっているのかは気になる部分でしょう。
ここでは、老人ホームや高齢者住宅での服薬管理についてご紹介したいと思います。
その多くは調剤薬局と連携を取られています。
中には医師の定期往診に同行する調剤薬局もあり、入居者1人1人丁寧に向き合った上で薬を処方するケースもあるようです。
そして薬の処方のされ方としては、1人ずつ1回分ずつの個包装になっています。
ご見学などの際に服薬管理をどうして欲しいか等はしっかりと打ち合わせをしましょう。
老人ホームや高齢者住宅によって対応は様々で、大きくは以下の3パターンです。
①服薬管理は無い
②個包装になったものを食事時に配布するのみ
③服薬し終えるまで管理
比較的お元気でご自身でも服薬可能なら①②でも大丈夫でしょう。
最近は服薬管理カレンダーたる便利な物も市販されています。
それが厳しくなってきたら、③まで管理してくれる所でないと危険です。
この場合は、基本的には服薬するところまでを見てくれます。
服薬管理カレンダーのような個別カレンダーを各健康管理室などで管理し、お1人お1人が正しく服薬するために見守ったり、促したりします。
疾患にもよりますが、服薬を1回でも無くすと状態が急変したり、間違って飲んだりすると大変危険です。
これらを調剤薬局や施設長、介護職員が一丸となって助けてくれるのは大変安心ですよね。