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認知症高齢者の接し方とプライバシー保護についてその③

田中 邦子

田中さんに相談して安心できた。ありがとう。と言う感謝の言葉をいただけるのが一番の励みになり、今はこの仕事をさせてもらえて良かったと思っています。 これからもご相談者はもちろん、自分自身にも納得のできるお世話をさせていただきたいと思っています。 

認知症の方への接し方について

認知症といってもどの人もみな同じ状態になるわけではありません。

その方を「認知症」とひと括りにするのではなくその方の背景を個別に探ることが大事です。

◇認知症ケアの視点が変わる5つのポイント◇

田中

1寄り添わない

2自分を知ってもらう

3話さない

4相手に合わせる

5五感に訴える

 

 話さない(しつこい話をしない)

しつこい話(一方的な話)は関係性をだめにします。

言葉よりも触れる方がよいときもあります。

“言葉よりも行動で示す”

話せば分かる人がいますが、認知症になるとそうもいかない時のほうが多くなります。

言葉で相手に理解してもらおうとして、時にやっきになっている介助者の方を目にしますが何ができるかできないか、やりたいかやりたくないかを見極めることが大事です。

どうすれば過ごしやすい環境作りをおこなえるか、どう導いていくのか、大事になってきます。言葉だけではなく行動で示すのもひとつです。

“言葉はいい加減”

人の言葉はいい加減なもので、言葉には圧観が入ります。

人は言葉に操られ、言葉に酔いしれ、言葉で人格が傷つけらます。

しかし、人は言葉に癒され、言葉に感動し、言葉に愛を感じ言葉に救われることもあります。

その相対するバランスを感じ取り、支援に役立てるために、「話す」「話さない」を使い分けることが大切です。

私たちの言葉ひとつで支援は大きく変わり、私たちの接し方ひとつでも変わるという自覚を持ちたいものです。

次回はその④について説明します。

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