認知症の予防・改善に大きく関わるのは、日々の食事です。
認知症予防の食事のポイントは「抗酸化」「減塩」「コレステロール」の3つが大きく占めます。それらに加えて、全ての栄養素をバランス良く摂ることも必要です。
○高血圧は認知症の危険因子
“塩分”“コレステロール”の摂りすぎは血管を老化させます。そして動脈硬化や脳梗塞を促します。
健康的な“若い脳”を目指す上で、摂りすぎは禁物です。
○活性酸素が脳の老化の原因
活性酸素は生物が酸素を使ってエネルギーを作り出す時に必ず発生しますが、活性酸素が大量に発生しすぎると、細胞(脳細胞も含む)傷つけたり、新陳代謝が妨げられたりする為、“若い脳”作りには逆効果になります。
よって抗酸化作用のある食物を摂ることが大切です。
○高血圧防止に良いとされる“大豆製品”
大豆に豊富なたんぱく質は脳血管をじょうぶにし、マグネシウムやカリウム、食物繊維が余分な塩分を体外に排出してくれるという血圧を下げてくれる効果もあります。
○“肉料理”より“魚料理”
特にサバ、サンマなどの青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸DHAは悪玉コレステロールを増やしにくくします。
またDHAは脳の神経細胞に多く蓄えられ、神経細胞が壊れそうになった時に、修復してくれる役割もあります。
○緑茶などに含まれる“カテキン”で活性酸素を抑制
緑茶などで話題の“カテキン”は活性酸素消去作用が高いと言われています。カテキンの1日の摂取量の目安は60mlで、これは緑茶10杯分だそうですが、何気なく摂る水分補給にも、ひと工夫で“若い脳”に近づけます。
認知症と食べ物には深い関係があることが、あらゆる研究で分かってきています。
また認知症だけに限られませんが、口から摂取するもので身体のあらゆる細胞が作られていきます。
認知症をはじめ、様々な病気を少しでも防ぐためには毎日の食習慣を見直してみましょう!