「自宅に住み続けるか、それとも施設に入るか。」
これはご相談者からよく寄せられる悩みです。
お住まい相談員であるわたしが言ってしまうと、身も蓋もない話ですが、わたし自身は将来は「できれば老人ホームには入りたくない」と思っています。
これは言い方を変えれば「可能な限り自宅で生活したい」ということです。
もちろん、毎日のように様々な老人ホームにお邪魔しているので、サービスや設備、理念や教育体制を拝見するたびに「素晴らしいな」「こういうところだったら入りたいな」と感じることもあります。
また、自宅とほぼ変わらない生活も可能なホームも多々ございます。
老人ホームの良さもたくさん知っているつもりですし、老人ホーム探しで困っている方には良いホームをご紹介させていただきます。実際に入居されて、喜んでいただくことがわたしの喜びでもあります。
その一方で、自分のこととして考えた時に、自分が将来どうしたいかというと、やはり「なるべく自分の力で住み慣れた自宅で生活がしたい」と今はそのように思います。
先日、
ご本人は「自宅での生活を希望」、ご家族は「老人ホームに入居希望」。
というご相談を対応しました。
ご本人の希望とご家族の希望、それぞれにお住まい相談員としてどのように寄り添うのか。
非常に悩ましいところですが、わたしとしては自宅での生活が可能な方なのであれば「自宅生活の良さ」と「そのための方法」もお伝えできるお住まい相談員でありたい、そう思っています。