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福岡で、経鼻経管栄養でも入居できる介護施設

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日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。


記事公開日:2015/06/30、 最終更新日:2022/01/20

急転直下の要介護認定

 

高齢になると、ちょっとした病気やケガが思わぬ結果をもたらすことはよくあります。私にコンタクトをとってこられたのは、山口県に暮らす35歳の男性で、ご本人からすると長男にあたります。実は息子さんが小学生の時にご両親は離婚をしていて、長年にわたってほぼ音信不通の状態が続いていたとのことでした。

 

ご本人は離婚から20年以上、福岡市内でひとり暮らしをされていました。4か月前に倒れるまでは運送会社での仕事をずっと続けてきたといいます。安定した暮らしが一変したのはこの冬のこと。インフルエンザにかかってしばらくは自宅療養をしていて、病院に運ばれたときにはすでに重篤な肺炎を併発していました。救急病院から療養型病院へ転院となり、そこからずっと入院生活が続いていたのです。それまで自立だったにも関わらず一気に要介護4認定を受けることとなり、経口摂取ができないので、経鼻経管栄養を装着することになったそうです。

 

25年ぶりにあった父のために

病院から息子さんに連絡があったのは、入院して間もなくのことだったそうです。実際に会うのは25年ぶり。思うことはたくさんあったかもしれませんが、息子さんは本当にお父様のことを考えていろいろと手を尽くしていました。福岡市内で退院後に入居できる介護施設を探したり、実際に見学に行ったりと精力的に動いてこられたそうです。ただ、ご本人が福岡市内の地理に明るくないこともあって限界を感じ、病院のソーシャルワーカーさんから紹介でウチシルベに連絡をいただいたのです。

 

ご本人の転居先を探すなかで息子さんがもっとも頭を悩ませていたのは、高齢者施設に入居するのか、あるいは療養型病院でもう少し体力回復を待つのかという2択だったといいます。

 

「もう、どちらにしようかは決められているのですか?」

「最初はもう少し病院にいれば安心なのかと思ったんですけどね。ただ、療養型の病院だとベッドで過ごす時間が長くなってしまうといいますし」

「そうですね。確かに医療面では安心感は高いですが、いまの状況だとどうしても寝たきりに近い状態になってしまうかもしれません」

「でも、老人ホームもちょっと踏み切れないところがあって。いくつか見学に行った介護施設では、ふたこと目には『胃ろうにしませんか』って言われるんですよ」

 

暮らしの質と施設側の論理

 

息子さんは、このまま経鼻経管栄養でリハビリを続け、将来的にはふたたび食事ができるようになることを強く望んでいました。胃ろう開設については、医学的な良し悪しよりもどうしても心理的な抵抗感が強いようで、「他に方法がない場合だけにしたい」とおっしゃいます。

 

「なぜ、施設は胃ろうをあれだけ薦めてくるのでしょう?」

「経鼻経管栄養だとリスクが高いので施設は受け入れが難しいので胃ろうを勧められます。例えば、誤って肺に刺してしまうなどの事故がありえますから」

「今の状態のままで転居するなら、やはり病院しかありませんか?」

「いえ、経鼻経管栄養を受け入れる施設はあります。それに、ずっとベッドにいるよりもデイサービスなどを利用して生活にリズムを作る方がきっとご本人のためにもいいと思いますよ!」

 

リスクをできるだけ小さくしたい施設側の立場もよくわかりますし、一方で息子さんの気持ちもよくわかります。面談後、再度老人ホームを調べなおしたところ、福岡市内で2か所、隣接する筑紫野市内で1か所、受け入れ可能と思われる施設が見つかりました。

 

入居には至らなかったけど「ありがとう」

 

それから1週間後、息子さんとふたりで筑紫野市の住宅型有料老人ホーム「ラベンダーヴィレッジ」へと見学に向かいました。予算等を検討した結果、「まずこちらを見学したい」と要望があったのです。

「ラベンダーヴィレッジ」は、スタッフの方の説明もとてもていねいな印象でした。息子さんは、自分自身でこれまで探してきたこともあって細かな質問も多くありました。それに対してもスタッフは、老人ホームとしてできること、できないことをわかりやすく伝えていました。館内を見て回るなかで、息子さんはサービス面、設備面ともに納得がいかれた様子でした。

 

「ここなら信頼できそうだし、父には僕から話をしておきます」

「ここに決められますか? それともいったん持ち帰って他の施設も見学に行かれますか?」

「ここに決めます」

 

呆気ないほどのスピード感で決断した息子さん。退院予定である2週間後からの入居を打ち合わせ、「ラベンダーヴィレッジ」を後にしました。

 

ところが!

それから1週間も経たない間に、ご本人は急に体調を崩し、再び重たい肺炎にかかってしまったのです。この状況で退院するわけにはいきませんし、息子さん、病院、施設の意見を総合して、今回の申し込みはいったんキャンセルしました。

 

「せっかくいいところを見つけたのに。今回はあなただけでなく、ホームの方にまで迷惑をかけてしまって本当にすみません」

「いえ、とんでもないです。またお力になれることがあれば、いつでもご連絡ください」

「自分ひとりではあんないい老人ホームは探せなかったです。どうもありがとう」

 

今回はご入居にこそ至りませんでしたが……。経鼻経管栄養であっても、実際に入居可能な介護施設が見つかったことで、今後の介護施設探しに向けた息子さんの精神的な負担がぐっと小さくなったようでした。

 


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