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季節の変わり目 「脳卒中」注意報!②

亀山 奈美恵

これから高齢化社会が続く中で、少しでも多くの高齢者の方のお役に立てればと思い、今まで培ってきた経験を活かし、たくさんの方の思いや希望を叶えられるようにご本人やご家族、たくさんの方の笑顔を見る為に、安心して生活できる様に全力でサポートしていきたいと思います。

高齢者の方は不整脈に注意

高齢者の方は、脳卒中に当てはまらなくても、十分な注意が必要です。

脳卒中の原因の一つである「辛抱細動」(不整脈の一種)を起こすことが多いからです。

ふだん、心臓は、規則正しく動いていますが、何らかの障害が起こり、脈のリズムが乱れる事があります。

これを「不整脈」と言います。

その一種である「心房細動」は、左心房がけいれんするように縮むため、心房全体が小刻みに震え、心房が正しく縮んだり、広がったりする事が出来なくなるため、血栓(血のかたまり)が出来やすくなります。血流などで血栓が脳に運ばれると、脳の血管が詰まり脳梗塞になる恐れが高まるのです。

胸がもやもやする、胸が痛いめまいがするなどの不整脈を感じたら、すぐに病院で受診をしましょう。

脳卒中の前ぶれを見逃さず、すぐに病院へ

脳卒中には、次のような初期症状がみられます。脳卒中の最も効果的な予防法は、この初期症状を見逃さない事です。

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脳卒中の初期症状

①     片方の手足や顔に麻痺や、しびれる

②     ろれつ が回らない

③     言葉が出にくい

④     立てない、歩けない、ふらふらする

⑤     激しい頭痛がする

⑥     物が見えない、物が二重に見える

脳卒中の初期症状

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こうした症状は、数分から数時間と一時的に症状が見られても、消えてしまう事があります。

そのため脳卒中の前ぶれ(一過性虚血発作)を見逃してしまうことに・・・・・・・・。

しかし前ぶれの後に、約30%の人に好高速が発症すると言われています。

「脳卒中の症状かな?」と疑わしい場合でも、すぐに受診される事をお勧めします。

血管が詰まったり、出血して脳細胞が酸欠状態になると、数分(4分程)で脳細胞が壊死(えし)し始めます。

死んでしまった脳細胞はもとには戻りません。

対処が遅れれば遅れるほど、重たい後遺症が残ってしまうのも脳卒中の恐さなのです。

脳卒中で寝たきりになったり、最悪の場合は死にいたる危険性もあります。

脳卒中は、普段から定期的に受信することにより防げる確立の高い病気です。

ちょっとでも不安を感じたら、病院へご相談下さい。

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