IVH-介護コラム

中心静脈栄養法の略。疾病などが理由で口などから栄養を摂取できない患者に高カロリー輸液をし、栄養補給を行います。生きるために必要な栄養が補えるという利点があるものの、食欲不振や高血糖などの原因にもなるため、ドクターや看護師をはじめ専門的な医療知識を持ったスタッフがそばにいることが望ましいです。在宅介護のなかでIVHを行っている例もありますが、その際には器具の衛生面の管理などに細心の注意が必要です。在宅で対応する場合も「もしも」に備えてすぐにかかりつけ医に連絡がとれる体制は確保しておきましょう。IVHは、比較的高度な技術が必要とされるため、対応している介護施設はそこまで多くない、というのが現状です。