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要介護3とは?

記事公開日:2015/06/11、 最終更新日:2019/03/14


要介護3の方

要介護3は1から5まである要介護度のちょうど中間にあたり、在宅で介護するか老人ホームへの入所を検討するかを判断するうえで大きな境目となる介護度です。後期高齢者の増加で今後増加することが確実な要介護3について考えてみましょう。

 

要介護3とは

要介護3は介護保険制度において以下のように規定されており、①から④のいずれかがあてはまると判断された場合に要介護3と認定されます。

①みだしなみや掃除など、立ち上がり、歩行などがほとんどできない。
②排泄がほとんどできない。
③多くの不安行動や、全般的な理解の低下がみられることがある。
④日常生活の動作の中で、ほぼ全面的に介護が必要。

見て分かるように要介護3になると日常生活のほとんどに介護が必要となります。24時間体制の介護が基本となるため家族だけでは介護することが難しくなります。要介護2までは在宅介護をされていた方も要介護3と認定されたことをきっかけに施設入所を考えるケースは多いです。

 

ケアプランの実例

介護保険では要介護度ごとにサービスの利用限度額が設けられており、全額自己負担しない限りは利用限度額内にサービスをおさえる必要があります。要介護3の利用限度額は在宅介護サービスを利用する場合1ヶ月に約27万円となっており、利用者は所得に応じて1割~3割を自己負担します。

年々増えていく負担増を不安に感じる方もいると思いますが、所得が低い方や医療費が高額になる方などに対して限度を超えた場合でも保険から費用が捻出される制度や、居住費や食費などの費用が軽減される措置なども用意されています。

では要介護3の方が介護サービスを利用する場合のケアプランの実例を見てみましょう。

 

在宅介護する場合(夫婦2人での暮らしを想定)

利用サービスと月額費用

利用サービス 利用頻度 サービス詳細 自己負担金額
訪問介護 18回/月 買い物・調理・掃除 約4500円
通所介護 13回/月 デイサービス 約13500円
訪問看護 5回/月 健康管理・医療処置 約4500円
福祉用具貸与 介護ベッド・車椅子・歩行器レンタル 約2500円
合計 約25000円

 

週3回デイサービスを利用し、デイサービスがない日に訪問介護を利用するプランです。週に1回は医療処置や健康管理のために訪問看護を入れています。デイサービスを利用する日には介護から開放され、自宅にいるときはヘルパーや看護師によるサポートが受けられるようになっています。

 

住宅型有料老人ホームを利用する場合

 

利用サービス 利用頻度 サービス詳細 自己負担金額
訪問介護 84回/週 入浴介助 9回

外出介助 4回

生活援助 9回

起床・就寝介助 62回

約26000円
福祉用具貸与 車椅子 約650円
合計 約26650円

 

住宅型有料老人ホームでは生活支援サービスの提供はあるものの基本的に介護サービスの提供はありません。要介護3の方が日常生活を維持するためには外部事業者の介護サービスを利用しなければなりません。上記は訪問介護を主体としたプランとなっており、毎日の朝と夜に起床・就寝サービス、週2回の入浴介助と生活援助、週1回の外出介助を利用するプランとなっています。

 

介護付き有料老人ホームを利用する場合

介護付き有料老人ホームは民間施設ですが自治体から特定施設入居者介護の認定を受けているため介護サービス費には介護保険が適用されます。基本的に月2万円程度の定額制となっており、施設スタッフによる食事や排泄、入浴などの介護が受けられる他、リハビリやレクリエーションなどのサービスが受けられます。

 

要介護3は自宅で生活できるのか

要介護3の方で在宅生活をしている方はたくさんいます。しかし、すべての方が自宅で生活できるかと言うとそうではありません。要介護3の方が自宅で生活できるかどうかは家族の介護力や住宅環境、周辺環境、周囲のサポートなどが大きく関係します。家屋がバリアフリー化されており家族に十分な介護力がある場合には要介護3の方でも十分に在宅生活を送ることが可能です。

家族がいない1人暮らしの方や高齢者夫婦世帯で介護力が期待できない場合、家屋が古く日常生活を送るのに危険がある場合、自宅が人里離れた場所にあり緊急時に助けが求められない場合などは在宅生活は難しいと言えます。

家族の負担

要介護3になると家族の負担は非常に大きくなります。24時間体制の介護が必要となるため家族は自宅を離れることが出来なくなり、自分の時間を持つことや買い物などの用事をおこなうことが難しくなります。身体的な負担はもちろんのこと、精神的な負担も非常に大きいです。

要介護3になると要介護2までは部分介助で可能だった排泄に全面的な介護が必要になります。排泄介護は家族と言えども抵抗を感じる方が多く、介護の頻度も非常に多いため家族の負担感は大幅に増加します。排泄は要介護者本人とっても人間の尊厳に関わる問題であり、排泄介護が可能かどうかで在宅か施設かが決まることも多いです。

身体機能の低下が著しいケースでは介護者の身体に負担がかかり腰痛などの二次被害が出るケースもあります。核家族化が進んだ現在では介護者の多くは高齢な配偶者です。介護を無理強いして共倒れとなることがないよう他の家族や介護事業者、自治体などは十分なサポートをおこなう必要があります。

無理をして家族だけで介護することは本人にとっても家族にとっても良いことはありません。必要に応じて在宅介護サービスを利用したり、施設入所を検討することが重要です。

おすすめの介護サービス

在宅で生活される場合

在宅介護をされる場合におすすめの介護サービスはデイサービスや訪問介護、ショートステイです。デイサービスで家族の介護負担を軽減しつつ、自宅で過ごすときはヘルパーのサポートを利用しましょう。用事などで介護者が自宅を離れる場合はショートステイを利用すると便利です。通所・訪問・宿泊のサービスを組み合わせて利用できる小規模多機能型居宅介護を利用されるのも良いでしょう。

老人ホーム入所を検討される場合

要介護3になると介護保険施設である特別養護老人ホームへの入所が可能となります。費用面と介護面の両面において優れたサービスであり希望される方は積極的な申し込みをおすすめします。しかし、特別養護老人ホームは入所希望者に対して入所定員数が大幅に不足しており、都市部では数百人単位の順番待ちは当たり前の状況となっています。地方には順番待ちが少ない施設もあるので、どうしても入所したい場合は地域を広げて探してみると入所できる施設が見つかるかもしれません。

身体機能が比較的保たれているにも関わらず認知症の症状があり介護や見守りが必要な方にはグループホームがおすすめです。グループホームでは9名以下の少人数での生活を基本としており、人数が少ないことで認知症の方が顔なじみの関係をつくりやすくなっています。また、施設内の住環境は一般家庭に近いつくりとなっており、自宅生活の延長として認知症の方が混乱することなく生活できるようになっています。身の回りのことや家事などはスタッフと利用者が一緒になっておこなうようになっており、認知症の方が生きがいややりがいを感じながら日常生活を送れます。

介護保険以外のサービス

介護保険以外のサービスには民間が運営するサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホームなどがあります。サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームでは基本的に介護サービスの提供がないため、外部の介護保険サービスを利用することが必要となります。近年はデイサービスや訪問介護を併設している施設が増えてきており、このような設備が整っている施設では要介護3の方でも不安を感じず日常生活が送れます。

介護付き有料老人ホームでは施設スタッフが直接介護サービスを提供してくれるので要介護3の方でも安心の日常生活を送れます。人員配置や設備が充実している反面、費用は高くなりやすいので負担できる範囲内で施設を探すことが重要です。

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理学療法士として病院や老人保健施設、デイケアなどで働いていた経験があります。現在は介護系記事を中心にライターをしています。
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