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要介護2について

記事公開日:2015/06/10、 最終更新日:2019/01/17


要介護2について

要介護2は身の回りのことが介護者による見守りや部分介助で出来る状態であり、心身機能の維持や介護予防をいかにおこなうかによって在宅生活が可能かどうかが決まってきます。今後は高齢者の急激な増加により介護保険施設への入所が難しくなります。ここでは在宅生活を維持できるかどうかの岐路にあたる要介護2について考えてみます。

要介護2とは

要介護2と判定される基準は以下の通りです。最終的には主治医意見書の内容や介護認定審査会での考慮により決定されます。

①身だしなみや居室の掃除などの身のまわり動作全般に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。

②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。

③歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。

④排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。

⑤混乱や理解低下がみられることがある。

要介護2は日常生活全般に手助けが必要なものの、介護者の見守りや部分的な介助で日常生活を維持することが可能です。そのため近くに介護者がいる状況であれば在宅生活を維持することが出来ます。要介護2の状態でいかに能力をキープできるかが在宅介護の継続のポイントになります。

ケアプランの実例

要介護2の介護保険の支給限度額は19万6160円で利用者は所得に応じて1割~3割を自己負担します。多くの方は1割負担のため、限度額いっぱいまで利用した場合には毎月1万9616円の負担が必要です。要介護2の方が在宅生活をする場合のケアプランの実例を紹介します。

 

 

利用サービス

 

 

利用頻度

 

 

サービス詳細

 

訪問介護 1時間未満の身体介護 6回/週 月から土の朝に利用。着替えや排泄介護など
通所リハビリテーション 4時間 3回/週 入浴・リハビリのため
福祉用具貸与 介護ベッド・車椅子

 

朝に1時間未満の訪問介護を入れることで着替えや排泄介護などをヘルパーにおこなってもらいます。通所サービスではリハビリに力を入れている通所リハビリテーションを選択し、週3回の利用で介護予防をおこないつつ、施設で入浴をおこないます。福祉用具貸与では要介護2から介護ベッドのレンタルが可能となります。

 

利用できることと・利用できないこと

①要介護2で利用できる入所サービス

介護保険の入所サービスでは老人保健施設や介護医療院が利用できます。これらの施設は医療面と介護面の両方を併せ持った施設となっており、療養や生活リハビリテーションを目的として入所する施設です。老人ホームのようにずっと入所しておける施設ではないので利用を検討する場合は退所後のことも考えておくことが必要です。

認知症の症状がある場合にはグループホームが利用できます。グループホームは地域密着型サービスのためグループホームがある自治体に住民票があることが利用条件となります。グループホームは少人数での共同生活となっており、認知症の方が顔なじみの関係をつくりやすく、家庭的な設備が完備されているので混乱することなく自宅と同じように生活することが出来ます。

民間施設ではサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホームなどが利用出来ます。サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームは比較的軽度な要介護者を受け入れる施設ですが、要介護2までは受け入れ可能となっている施設が多いです。しかし、将来的に介護量が増加した場合には施設を出なければならない可能性があるので注意が必要です。

長期利用を希望する場合には介護付き有料老人ホームが安心で、施設スタッフによる日常生活の介護を受けながら介護量の変化に関係なく継続して施設生活を維持することが出来ます。

 

②要介護2で利用できる在宅サービス

在宅で利用できるサービスには訪問介護や訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーション、ショートステイ、福祉用具貸与などがあります。利用できるサービスは多いですが利用限度額が決まっているので、金額の範囲内でニーズや希望にあったサービスを選択することになります。

近年増えてきている地域密着型サービスに小規模多機能型居宅介護があります。月ごとの料金が決まっている定額制サービスで、訪問、通所、宿泊が組み合わさった複合的なサービスが受けられます。

 

③要介護2の方が利用できないこと

要介護2の方が利用できないのは介護保険施設である特別養護老人ホームです。以前は要介護1から利用できた特別養護老人ホームですが、入居者の増加により要介護3以上でないと申し込みが出来なくなりました。介護付き施設を希望する場合には民間の介護付き有料老人ホームを選択するのが一般的です。

 

要介護2は自宅で生活できるのか

要介護者の能力や家屋環境、介護者の有無などによって在宅生活ができるかどうかは変わってきますが、重度な介護が必要となる要介護3と比較すると在宅生活のハードルはそれほど高くはありません。

要介護2の方が在宅介護しやすい理由は多くの動作が見守りや部分介助でおこなうことが出来るからです。介護者が近くにいる必要はあるものの、抱えあげるなどの重い介護が必要ないため高齢者夫婦世帯でも在宅サービスを利用しながら自宅での生活を維持することが出来ます。

また、要介護2の方はリハビリによる効果が出やすく、デイサービスやデイケアで機能訓練やリハビリをおこなうことで身体機能の維持や介護予防が可能であり、在宅生活を維持することが出来ます。

1人暮らしの場合は残念ながら在宅生活は難しいです。介護保険施設や民間施設への入所が推奨されます。

 

家族の負担

要介護2となると着替えや排泄、食事、入浴など日常生活動作全般に見守りや部分的な介護が必要となり、家族がそばにいなければならない時間は大幅に増加します。自由に使える時間がなくなることは介護者にとって大きな負担です。

要介護2の方は部分介助で身の回りのことができる状況ではありますが、日によって体の調子は異なりますし、バランスをくずして転倒しそうになることもあります。介護者が高齢な場合には二次被害が起きる可能性も想定しておく必要があります。

部分的な介助で在宅生活が可能だからといって家族が介護するべきだという風潮は良くありません。長期に在宅生活を維持することが出来るよう、介護サービスを上手に利用して介護者の負担を軽減することが大事です。

おすすめの介護サービス

入所型の介護サービスでおすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホームといった民間の介護施設です。

要介護2はいずれの施設の入所条件にもあてはまりやすく、介護付きでなくても常駐のスタッフによる生活支援や外部の介護保険サービスを利用することで日常生活を維持することが出来ます。

近年はデイサービスや訪問介護を併設しているサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームが増えてきており、より安心できるサポートが受けられるようになっています。

生涯にわたる長期的な利用を考える場合にはやはり介護付き有料老人ホームがおすすめです。将来的に必要な介護が増えたとしても施設を変わることなく継続して利用することが出来ます。設備や人材配置がしっかりとしている分だけ料金は高くなりがちですが、費用が負担できるのであれば積極的に利用してもらいたい施設です。

在宅介護をされる場合におすすめなのは通所リハビリテーションです。通称デイケアと言われており、デイサービスよりもリハビリに特化したサービスを提供しているのが特徴です。デイケアには理学療法士や作業療法士といったリハビリの国家資格保持者が配置されているので、脳卒中の後遺症がある方など専門的なリハビリが必要な方の利用にも適しています。また、要介護2の方が在宅生活を続ける為には介護予防が欠かせません。デイケアのリハビリで身体機能を維持することで長く在宅生活を続けることが出来ます。

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理学療法士として病院や老人保健施設、デイケアなどで働いていた経験があります。現在は介護系記事を中心にライターをしています。
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