伊丹市-介護コラム

高齢者も安全に住むことができるようにと兵庫県伊丹市では、市内全域におよそ1000台の監視カメラを設置し、認知症で徘徊する高齢者の見守りを行おうという取り組みが進められています。きっかけは、子どもが悪質な犯罪に巻き込まれるのを防ぐことだったのですが、市民から認知症の人も対象に活用できないかと要望が相次いだことから視野に入れたといいます。具体的な見守り方法として、発信機をつけた認知症高齢者が監視カメラに入ると、場所情報を家族に知らせるというものです。家族の了承が得られれば、録画した映像を見ることができ、徘徊している様子を確認することも可能です。安全安心な街を目指すことで高齢者の住みやすいまちづくりに一役かいそうです。