アクラスタウン(福岡県太宰府市)

全く新しい形の高齢者住宅

アクラスタウンは、優れた高齢者用住宅に送られるリビングオフザイヤー2014グランプリを受賞しています。人が集い、「心が集う住まいへ」「あらゆる世代が互いに自立しながらも助け合って暮らす」ということをコンセプトにしたコレクティブハウスという、まったく新しいかたちの集合住宅です。
地域の方々が気軽に訪れ、入居者と自然に交われるような場を造りたいとの思いから、敷地内の小道はカフェ、レストラン、ギャラり―と繋がり、街路空間として機能しています。
建物の内外には無垢の木材がふんだんに使われます。内部には手摺は殆どありませんが，家具や壁の設えなど歩行の手掛かりとなるものが用意されています。上階に行くほど居室の独立性は高く、重症度が増すにつれ下階に移動できるよう計画されています。
どの階に住む居住者にも笑顔があふれ、大きな家族のような雰囲気に満ちています。

地域社会としてのルール

アクラスタウンは、コレクティブハウスというこれまでにない形の高齢者介護の在り方を模索しています。ホームページには、地域社会との認識から3つのルールが掲げられています。
ルール１　自己管理
日常生活は自分で管理しよう。手伝って欲しい時は胸を張ってお願いしよう。
ルール2　責任を担う
他人のせいにしない。つまずいてこけたのは、もちろん自分のせい。
ルール３　権利の前に義務を果たす
権利は与えられるものであって、主張するものではない。相手の権利を認めよう。

一見すると高齢者用住宅とは思えないような表現ですが、実は高齢者が自分らしく自立した生活をするためには、とても大切なことなのです。運営会社の非常に高い意識レベルが伺えます。
自立した生活をサポートする介護体制は、なんと1対１の手厚い体制です。多くの介護施設が法定基準の3対1であることを考えるとアクラスタウンの充実ぶりはお分かりいただけると思います。

アクラスタウン　のギャラリー

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