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相談実例①老人ホームへの入居

ウチシルベ 鹿児島

お住まい相談員として「おもてなし」の心でその方が生きてきた軌跡を大切にし、残された日々が穏やかで楽しい時間になるように最善を尽くしサポートしていきたいと思っています。

居宅介護事業所のケアマネージャーから認知症の方のご相談を受けました。

89歳・女性・要介護1

夫が亡くなり一人暮らしをしていたが、長男の離婚により同居するようになり次男とは音信不通となっている。

同居となったものの長男の不規則な仕事により母親の介護に対する協力が全く見られず、室内は脱いだオムツは散乱しゴミや衣類も積み重なり異臭や足の踏み場もない状態でした。

長男の協力体制がなく連絡が取れないため、事業所が代わりに銀行へ付き添ったり、買い物や家事支援をおこなっていた。だが長男同居の為介護保険では家事支援は認められない事に対して行政からの指導が入ります。

支援を受けるに当たっては連絡を取れる体制を図って欲しい事、介護保険で認められる介護しか対応が出来ない事、それ以外に関しては有料での対応になること、金銭管理については長男がおこなうか公的機関に依頼しないと事業所ではおこなえないことをはっきりと提示されました。

しかし、食事の確保が出来ず買い物や調理が出来ない為、民間給食の利用をおこない食事の確保はおこなわれていました。

1人在宅に残された本人は認知症ということもあり、自宅に訪れてくる訪問販売業者と仲良くなり高額な商品購入等何度もトラブルを起こすようになる。

ご家族・主治医との話し合いにより、今後の認知症の進行も視野に入れ、在宅では生活が難しくホームへの入居を進めていきたいということでした。

金額的な部分での余裕はなくご本人の年金内での生活可能額が10万円との事でした。市内の有料老人ホームの入居費用の主な内訳が、居室料・食費・管理費になります。その他介護保険1割の自己負担額が加算となりすべて込みでというのは数少なく難しい現状になります。

そのような現状の中、いくつも老人ホームへと問い合わせをしました。そしてやっと、あるホームへとご案内することになりました。

その老人ホームは管理費が市内ではとても良心的でデイサービスがとても充実しています。

規模は50床と大きくアットホームで施設長をはじめ職員がとても明るく活気にあふれています。

長い50m程ある廊下をリハビリ歩行されていたり、入居様同士洗濯物をたたまれていたりと普段の何気ない生活の様子ですがご自分で出来ることは可能な限り無理のないように行っていただき、それ以降に関しては職員が手を差し出して介護するというしっかりとした理念が施設全体に浸透している施設です。

先日入居されたご本人に会いに伺いましたがとても元気に過ごされていました。

その姿を見て安堵感で胸いっぱいになりました。

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