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老人ホームスタッフの“リアル”な想い

ウチシルベ東京本部

先ずは、ご家族とのかかわりや、今必要な機能や環境、自分らしく過ごせる場所についてなど、お住まいに関するご心配やご希望を何でもお話し下さい。大切なご家族やご自身がこれからの時間を過ごされる「家」をご紹介する気持ちで、みなさまのお住まい相談をお受けいたします。

みなさんは「老人ホーム」という言葉にどんなイメージを持っているでしょうか? いま実際に介護に直面しておられる方以外にとっては、自分たちの日常からかけ離れている場所に思います。私もこの仕事をしていなかったら、特に気にもせず、少しの情報があるだけだったと思います。そしてニュースで流れる不祥事……。あまり良いイメージはないかもしれませんね。

私自身は、これまで14年にわたって介護の現場で働いてきました。今は、介護という仕事をしてきて、本当に良かったと思っています。

たくさんの人との出会いと別れ、そこにある人と人との絆……。

そういった経験をさせて頂けるからこそ、介護職をしていたんだと思います。

 

かつて私が働いていた老人ホームではいくつか言葉を掲げていました。

 

◆共に考え、共に育ち、共に楽しむ

◆向き合うよりも並んでみよう

◆自分だったら?これは普通の生活?

 

介護職の現場は、業務に追われることもあります。ご入居者それぞれに合わせて必要な介助を決められた時間にさせて頂きますが、その方のご気分や体調次第では間をおいたり、違う職員に交代したりと工夫をしながら、「気が付くともうこんな時間!」ということも。

ゆっくりとお話することが難しい時間もあります。感覚がマヒしてしまいそうな自分がいます。でもふと立ち返るのです。その時に思い出したのが掲げていたこの言葉です。介護職としての専門性だけでなくて、ひとりのひととしての人間性が問われる気がしていました。

そしてご入居者、スタッフに支えてもらって一緒に生活をしてきました。そう、「施設」と考えるのではなく「生活の場」として考えていたのです。
老人ホームスタッフの“リアル”な想い

どこの老人ホームでもそれぞれ色々な想いを持っています。

ご入居者へのサービスや緊急時対応、課題は様々ですが日々努力をしています。

望んで入る方はいないけど、もう出ていきたくないと思ってもらえる老人ホームにしよう、そう思って努力をされています。

 

何に重きをおくかはそのホームそれぞれです。だからこそ、自分に合った場所を見付けるには想い(希望)をすり合わせることが大切になります。

今後一緒に生活を共にするわけですから。

 

私が施設長をしていた頃、見学者の方にはご希望をいつでも言ってほしいこと、私たちと一緒になってこの施設を育ててほしいとお願いしておりました。

そしていつも最後に同じ言葉をお伝えしておりました。

「うちだけではなく、他のホームも見学してよくご検討くださいね。相性がありますから。」と。

老人ホームの種類や場所、金額、特徴etc. それ以上に大切なのは施設との相性や感じる雰囲気、そして自分たちスタッフの想いだと思います。ウチシルベにお声掛けを下さる場合には、みなさんの想いをぜひたくさん聞かせてください(^^)/