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漫画家の水木しげるさんが死去

記事公開日:2015/12/03、 最終更新日:2019/02/22


慣れた自宅でも油断しないで!高齢者の転倒に注意

慣れた自宅でも油断しないで!高齢者の転倒に注意

 

あの水木しげるさんも…

 

先日11月30日、漫画家の水木しげるさんが亡くなりました。93歳でしたがよく食べてよく眠るという独自の健康法でとてもお元気でした。ご家族も「120歳まで生きるんじゃないか」といつも話していたそうです。

そんな水木しげるさんですが、自宅で転倒して頭部を打撲。そのまま緊急手術を受け一時は回復したそうですが、30日帰らぬ人となってしまいました。

 

水木しげるさんは太平洋戦争中、激戦区だったニューギニアで爆撃を受け、その時に左腕を失います。麻酔もない状態で軍医から左腕切断手術を受け、またマラリアもたびたび発症し、生死の縁を何度も彷徨った経験があります。

そのような経験から「死にたくない、生きていることが一番だ」という死生観を持つようになった水木しげる先生。また、無理して仕事をするよりもやりたくないことはやらない、「怠けなさい」という人生哲学をよく語っていました。

自分の好きなように仕事をし、好きなものを食べ、よく眠るライフスタイルが90歳過ぎても元気でいる秘訣だったのかもしれません。

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近年は体調を崩されることも

そんな水木さんでしたが、近年は体調不良を心配されることもしばしばありました。平成26年12月には心筋梗塞で入院。平成27年2月に退院されてからは仕事に復帰していましたが、今年に入ってから連載が突如最終回となったこともあり、ファンの間では心配の声もあがっていました。

死因は病気ではなく転倒による頭部の打撲でした。水木さんは前述したとおり、片腕がありません。そのため、ふらついたりした際にバランスを立て直すことも難しかったでしょう。慣れた自宅での油断もあったのかもしれません。

水木プロを運営しているご家族は公式サイトで悲しみを表明しながらも家族に囲まれながら穏やかな最期を迎えたことを伝えています。

 

元気なお年寄りの代名詞のような存在であった水木しげるさんが亡くなったことはファンだけではなく世間にも大きなショックを与えました。おじいちゃんおばあちゃんから孫世代にまで馴染みが深い日本を代表する漫画家だったと言えます。なんと手塚治虫よりも年上なんですよね。

 

このことをきっかけにご家族内でも今一度お年寄りの転倒防止の意識を高めて対策をとられることをおすすめします。

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