認知症とは…
認知症とは、脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害が起こることです。
老化にともなう「もの忘れ」よりも急速に脳細胞が消失して、記憶の一部ではなく全てがなくなったりします。
また、人格崩壊、妄想・幻覚といった症状を引き起こすこともあり、日常生活に支障をきたすことが多いのが認知症です。
(2004年12月より「痴呆」が「認知症」の新呼称で呼ばれています)。
認知症をもつ人の数はどの位?
認知症は身近な問題になってきています。65歳以上では、約10人に一人が認知症になっています。また、85歳以上では、発症率が非常に高くなっています
図1 認知症高齢者の推移
図2 認知症高齢者の年齢層別出現割合
認知症の種類:アルツハイマー病と脳血管性認知症
認知症の多くはアルツハイマー病(43.1%)と脳血管性認知症(30.1%)です。
両者は以下のように違います。
ご家族・介護者のための認知症チェック項目
☆ 最近の出来事を思い出せない
☆同じことを何度も言う
☆ 物をどこに置いたのか忘れることがある
☆物の名前を言えないことがある
☆身だしなみを構わず、だらしなくなった
☆引きこもることが多くなった
☆生活への意欲が低下している
☆買い物をしたときにお金の計算ができない
☆火の消し忘れ、水道の止め忘れなどがある
*これらの項目は認知症の診断をするものではなく、認知症を疑う必要があるのか検討するためのものです。