夏バテは食事で予防・防止をしましょう
夏バテの原因も症状も人それぞれですが、高齢者の場合は食欲不振で食が細くなり十分な栄養の摂取が行えず、体力が落ちて悪化した状態に陥る悪循環が見られます。
夏バテとは「だるい・疲れる・食欲不振」の状態になり体力が落ちてしまう症状のことです。
栄養の補給を視野に入れ、バランスの取れた食事に気をつけ、暑さで食欲も落ちがちですから「量より質」の食事での予防が夏バテ対策には必要です。
特に高齢者の方には周りの配慮が必要でしょう。
夏バテ予防3つのポイント
★生活のリズムを整え、夜更かしや、極端な疲労をさける
★睡眠をきちんと取り、暑さで睡眠不足の際には昼寝などで補う
★1日3食をシッカリ摂ることが大切
※夏バテ レシピなどを参照して量より質で栄養のバランスを考える。
夏バテ予防と改善の食事・食材
ビタミンB1
ご存知のように、疲労回復ビタミンとも呼ばれるビタミンB1は、疲れやすさの
原因となっている、エネルギー、老廃物の代謝不良を改善してくれます。
(ビタミンB1を多く含む食べ物)
・豚肉・レバー・うなぎ・豆類
・精米度の低い穀物(胚芽米・全粒粉など)
※ニンニクやネギと摂取するとビタミンB1は吸収率がアップします。
たんぱく質(基礎体力の確保)
・肉・魚・卵・大豆製品
※これらの食材を使った料理を毎食必ず1品は摂取しましょう。
※高齢者には牛乳嫌いが多いですが乳製品も手軽なたんぱく源です。
薬味・香辛料・香味野菜で食欲増進
・とうがらし・芥子・わさび・カレー粉
・しそ・しょう・ミョウガ・ネギ
薬味とは良く云ったものです。効能・効果にも優れ、いつもの食べ物にだけで効果がありますし、香辛料なども胃に適度な刺激を与えて胃液の分泌を促し食欲を増進させてくれます。
夏バテ予防の食事にはとても効果的です。
酸味の料理
酸味のクエン酸は唾液や消化液の分泌を促進しますし、疲労回復にも効果があります。酢、梅干・レモン・ゆずなどに多く含まれます。
夏バテ予防注意点
大量に汗をかく
水分の摂り過ぎにつながって、胃液が薄まるために栄養素を吸収する力が低下してしまい体調不良(夏バテ)を招く結果になります。
清涼飲料水や果物のとりすぎ
どうしても糖分が多いですから、摂り過ぎは血糖値の上昇につながり、食欲減退を招きます。
また、糖分の摂り過ぎは、糖質の代謝のためにビタミンB1が消費されますから、ビタミンB1不足になりやすく、だるさ、疲れやすさなどの症状をひき起こしてしまいます。
エアコンの使いすぎ
汗をかかない状態になり、体温調節機能の減退を招き、自律神経のバランスの崩してしまいがちです。
夏バテ防止クエン酸なしの赤じそジュース
赤じそジュース 作り方
① 葉は綺麗に洗い流す。
② 沸騰したお湯に葉を入れ、3分煮出しザルでこす。
③ 酢・砂糖を加え20~30分、中火~弱火で煮詰める。
④ 冷めたらペットボトルに入れ、冷蔵庫で保存する。
赤じそジュースのコツ・ポイント
砂糖は、500g~1000gお好みで加減をして下さい。
3~4倍に水か炭酸水で薄めて飲んで下さい。