専門家は私たちにも出来る事があると話しています。
その1つが、認知症の方が送る「サイン」を見逃さない事です。
「サイン」には(同じ言葉を繰り返す)(同じ物を大量に買ってしまう)など、
1人暮らしの方の周囲にいる方でも気付ける事があるという事です。
徘徊などが始まる前には、食欲不振や脱水症状、感情が安定しないなど何らかの「サイン」があると思います。
認知症のサイン 例
「長時間公園のベンチにいる事を不審に思った人が声をかけて、
行方不明から8日後に認知症の方が無事保護されたケースがありました。」
「サイン」に気付いても街で知らない人に声をかけるのは難しいかもしれませんが、
私たちが勇気を出して声をかける事で、認知症の行方不明が減り、命を救う事に繋がるのではないかと感じました。
誰にでも起こりうる認知症
認知症は様々な原因で脳の働きが衰えるもので、誰にでも起こりうる病気です。
最も多いのが脳の萎縮するアルツハイマー型で、脳卒中などが原因で起こる場合があります。
高齢者だけでなく40代や50代など比較的若い年齢で発症するケースもあります。
周囲の人に認知症の症状がいないか注意しましょう。
認知症のサイン
こんな感情の時に“認知症かな?”と疑う
① 人柄が変わる。
② 性格がきつくなる。
③ 悲観的なことばかり言う。
④ 何を勧めてもしようとしない。
⑤ 能面のように表情がなくなってきた。
⑥ 気分のむらが激しくなった。
⑦ 子供や赤ちゃんを見ると穏やかになる。
認知症かな? 徘徊かな?
① 一日中、家の中をうろうろする。
② 雨の中でも履物を履かずに外出する。
③ 目を話した隙に外出して行方不明になる。
④ 夕方になると荷物をまとめ、出かけようとする。
⑤ 1日に3.4時間しか寝ない。
⑥ しばしば不眠を訴える。
⑦ 昼間はうとうとし夜は寝ない。
「行方不明にならないよう24時間休まる事がないご家族の大変さや、
行方不明になり亡くなった家族の思い、行方不明になったまま家族を捜し続けている状態です。」
どうすれば本人とっていいのか?どうすれば家族にとっていいのか?
事故が起きてしまってからでは取り返しがつかない状態の時もあると思います。
認知症かな?と思ったらまず、病院に行って相談をして下さい。
認知症が進んできて家族の負担が増えてきたら、グループホームや有料老人ホームなど
様々な方法で対応できると思います。
まずはご相談をしてみてください。