認知症とは何か?
いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害がおこり、生活する上で支障がでている状態のことをいいます。
認知症を引き起こす病気
・変性性疾患
脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」
・アルツハイマー病
・レビー小体病
・前頭葉・側頭葉型認知症
・脳血管疾患
脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化のために、神経細胞に栄養や酸素が行きわたらな くなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経ネットワークが壊れてしまいます。
・脳血管性認知症
認知症の種類と割合は?
アルツハイマー型50%
レビー小体型20%
脳血管性15%
その他15%
認知症(認知:わかる力)
・覚える (記憶:記銘・保持)
・思い出せる (記憶:想起)
・場所がわかる (場所の見当)
・時間がわかる (時間の見当識)
・人がわかる (人の見当識)
・それがわかる (理解)
・起こっていることがわかる (理解)
・どうしていいかわかる (判断、選択、実行)
・教えられる (計算)
・新しいことがわかる (学習)
認知症は心の病気ではありません!!
喜怒哀楽の感情は活き活きと豊かに残っています。
人それぞれに症状が異なります。
怖い思いや嫌な思いをしながら長時間過ごすことによってそれが感情の記憶として残り、より困難な状況を作り出します。
本人や家族はどうしたらいいか?答えを探し続けています。
そして一番苦しんでいるのは、認知症の人、本人です。
もう一度、認知症とは何かを考えて下さい。
きっと今までとは違うものが見えてくると思います。