最近は東日本の震災や南海トラフの発生の可能性も高まってきていることで、防災対策に関する関心も上がってきています。
高齢者住宅の面では立地と建物構造がポイントだと思います。現在それぞれの自治体ごとにハザードマップが作られるようになりました。
簡単に言うと津波が発生した時にどの地点が何メートルくらいまで浸水の可能性があるかなどが書かれた地図です。
他にも大雨、土砂崩れ、火災などによっても変わってきますが、その場合は予測が難しいのでない場合も多いです。
大阪の場合では、余程の海沿いでなければ1メートル~2メートルの所が多いようです。
発生後1時間前後で津波が到達するとされていますので、それまでに高いところに逃げるためにどうすれば良いのかを考えておくことが大切です。
現在の住まいがどのような状態であるか?また今後入居を考えているエリアがどのような状態になっているのかを確認しておくことも必要かもしれません。
その他でできることは、部屋の中の家具の転倒防止、予備の飲料水の確保、水が断水した場合にトイレが使えなくなるので簡易トイレも必要になる可能性はあります。
私も阪神大震災の時は災害復旧で3ヶ月ほど神戸にいましたが、津波でない限りは、最初の3日間は救援もほとんど間に合いませんので、それまでの対応は自分で考える必要があると思います。
また一時的に医薬品なども足りなくなるので、薬だけでも1~2週間の確保は必要かもしれません。
あまり考えすぎると心配になりますが、自分のことに置き換えて、その時に何が困るかを一度想像して考えてみることは必要だと思います。
最近では緊急地震速報がラジオや携帯電話でアラームがなりますので、どちらかは手元に置いておくことも必要かもしれません。