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相談事例 ~帰宅願望が強い方にとって高齢者住宅が『我が家』になるまで~

ウチシルベ大阪本部

ウチシルベ大阪本部です。オフィスでの日常の一コマや入居相談実例、新規オープンの施設情報などを発信していきます。

■ご入居者様

年齢:80代後半

性別:女性

介護度:要介護2

現在の状況:

持ち家にご高齢者夫婦のみでお住まい。ご主人は介護に対して前向きでなく、ご長女様が毎日通って洗濯、掃除なども全て介護をなさっていました。

s_ご家族介護

ご本人様はご自宅への思いが強く、高齢者住宅への入居を断じて拒否の状況。

 

■見学のお誘い

近所にある特養のデイサービスに週3回は気に入って行かれていました。

人との交流、手先を使った物作り、身体を動かすことなどがお好きな方だったので、日中のアクティビティが盛んな高齢者住宅を選んで、『新しいデイサービスを見つけたので、一度見に行ってみましょう!』とお誘い。

 

この日は体操をしていました。

s_体操

 

もともとショートステイなどもご利用されていたので、『こちらの宿泊設備も見てみましょう!』とお部屋にも案内。

その後も幾つか物件をご案内。

s_はーとらいふ南武庫之荘

見学中『もういいから、帰りたい』と言われたりもしていたのですが、娘様のお気持ちに少しずつご理解を示していかれるようになりました。

s_あんしんらいふ南武庫之荘

そして突然『ここは明るくていいね』と穏やかな笑みを浮かべながらおっしゃりました。

その高齢者住宅はお嬢様のご自宅からも一番近かく、かつご本人様の反応も良かったこともあり、そこでご入居を決められました。

■できるだけご自宅を再現

ご本人様が大切に使ってこられたタンスやテーブルを持ち込み、できるだけご自宅に近い環境を再現しました。

s_居室

電気ポットもそのままご自宅のものを持ちこみました。

認知症の方はご自身の知らない場所や人に対して、非常に強いご不安を感じられます。高齢者住宅に入居すると、スタッフや他のご入居者様など最初は知らない人ばかりです。

だからこそ居室内の環境は非常に重要です。

高齢者住宅側と相談しながら、寝具類などもご自宅で使っていたままのものを持ち込む時もあります。

しかし最初は『帰りたい、帰りたい』と訴えられていました。施設長や介護スタッフさんが常に見守り続けていました。食事も『いらない』と言っておられたりもしたそうです。

s_介護拒否

 

■少しずつ変化・・・

しばらくすると食事時は『帰りたい』と言われなくなりました。

お話できる入居者様も少しずつでき始めて少し居場所を見つけることが出来たようです。

時には『帰りたい』と訴えることもあり、その際は施設スタッフが『分かった。ちょっと外に行こうか』と言って、車で近くを1周するドライブに連れ出します。

そうすると気分転換にもなって、またご自身の部屋へ戻って行かれるようになりました。

 

そして3ヶ月が過ぎる頃、スタッフにも慣れ、おしゃべり出来る他の入居者様もでき、すっかり溶け込まれていました。

s_介護受入

最初は高齢者住宅を拒否される方もいらっしゃいますが、お1人お1人のお気持ちやご興味ごと、反応などを見ながら、その方に合った対応で新生活をご満足頂けるようにお手伝いさせて頂いております。

どうぞお気軽にご相談下さいませ。

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