最近のご相談でアルコール依存症の再発防止のため、デイケアに通える老人ホームを探してほしいということがありました。
アルコール依存症というと男性というイメージがあるかもですが、ご入居されるのはまだ60代の女性です。
長年真面目にこつこつとひとつの会社で勤められ、定年後、一人くらしの寂しさが引き金となりお酒を飲む日が続いてしまい、飲食後に転倒して、入院した時に依存症になっているとわかったというものです。
幸い、治療は順調に進みましたが退院後も再発を防ぐため、専門のデイケアに通う必要があります。
しかし、専門のデイケア施設は大阪に数か所しかなく、ご本人が住みたい地域や費用面を併せて入居できる施設を自力で探すのは
無理ということでウチシルベへご相談、となったわけです。
このような場合、場所が限定されるということも大変なのですが、施設によっては「アルコール依存症の治療」というのがネックになって
入居を断られるということが起こってきます。やはり、アルコール依存=暴れるようなことがある というイメージが強いからでしょう。
そういったイメージをまず取り除いてもらえるよう、お住まい相談員としてご提案したい施設さんへ、ご本人が暴れるようなことは一切したことがないことなどをきちんと伝え、理解していただくことが先決です。
しっかりとご入居者、施設側との橋渡しができるということが、何よりまずしていくことが相談員としての使命ともいえるのかなと思っています。
今回のご相談については、色々迷われもしましたが、ご自分がもともと住んでいたところへできる限り近いところでデイケアにも通いやすいところを
ご提案させて頂きました。
ご入居をされることによって、きっと寂しさは薄らいで楽しく過ごしていただけることと思っています!