グループホーム見学 前編-在宅介護実録 沈んだ太陽 第三十二回

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グループホーム見学 前編-在宅介護実録 沈んだ太陽 第三十二回

グループホーム見学 前編

介護・福祉


2017年10月11日

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要介護者のニオイ対策。-在宅介護実録 沈んだ太陽 第三十一回

こんにちは、ミチルです。今回は「グループホーム見学 前編」についてお話します。

 

成り行きでグループホームを見学。

1カ月くらい前からでしょうか、ポキさんの足腰がいよいよおぼつかなくなってきました。ちょっとした段差や畳の縁でもコケるようになり、腰の曲がりやO脚も酷くなってきたのです。両足を踏ん張りながら足裏を地面に叩きつけるような歩き方をするので、終いには片足を引きずるまでになっていました。同情を引こうとしているのでしょうが、見ている方はあまり良い気はしません。

 

そこに決定的な事件発生――。スーパーの駐車場で縁石につまずき、派手に転んでしまったのでした。なんとか起き上がったはいいが、被害妄想からスーパーの店内ではずっと大声を張り上げ、心底、もう彼女の面倒は真っ平ごめんだという気持ちでいっぱいになりました。

ケアマネに愚痴ると「そういうときは、お店の車イスに乗せちゃってください」と一言。スーパーや百貨店などで入り口付近に車イスが用意されているのは知っていましたが、ポキさんがすでにその段階であることにショックを受けました。

グループホーム見学 前編01

ケアマネからは認知症の方が暮らすグループホームの見学を勧められ、成り行きで市内にある2つのホームの見学を予約したのでした。

 

真摯なオーナーにすっかり感動。

まずは、自宅から2kmのAホームへ。自転車しか乗れない姉のルミコさんでも、いざというときは自力で駆けつけることができる距離です。お茶の間のような和室に通されましたが、入居者の家族が遠方からいらしたときに宿泊できる部屋なのだそうです。オーナーは50代の女性で、思い詰めた私たちの話にも真剣に耳を傾けてくれました。館内を案内する際には、スタッフに冗談を言いつつも目配り、気配りを怠りません。中学まで大阪で過ごした彼女は、関西出身の入居者さんには関西弁で話しかけます。話しかけられた方も、安心しきった表情になるのが印象的でした。

また、介護施設で働く初老の男性の中には、ごくたまに気難しい人に出会うことがあるのですが、キッチンで男性スタッフが朗らかに働いている姿に、オーナーはそのあたりを熟知していると感じました。やはり、スタッフ間でコミュニケーションや信頼関係がない施設は雰囲気でわかりますし、そういうところに身内を預けようとは思わないでしょう。

 

看取りもしてくれるとのことで、すでに何人か旅立たれたそうです。そんなデリケートな話でも、包み隠さず真摯に向き合うオーナーの言葉に聞き入ってしまいました。すっかり、満足というか感激してしまった私は、最後には「ここに決めた!」と心の中でガッツポーズをしたくらいです。そして、そのまま帰宅しようとしたのですが、ルミコさんの「まだだよ、Bも予約したじゃない。ちゃんと見といて比べなきゃ」という冷静な声に我に返り、Bホームにも立ち寄ることになったのでした。そこで待ち受けていた驚きの光景は、次回へ。

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グループホーム見学 後編-在宅介護実録 沈んだ太陽 第三十三回


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ミチル
埼玉在住のアラフィフ。翻訳家、ライター。 30年ほど前、育ての母を介護するため大学を 中退した元祖ヤングケアラー。現在は、縁の なかった産みの母ポキさん(83歳)が認知症 となり、2度目の介護をスタート。 都心の外資系OL生活から一転、数十年ぶりに 閉鎖的な田舎に引き戻され、七転八倒の日々。 2016年、放送大学卒業。
ウチシルベ