高齢者の夏バテ対策におすすめの食品

高齢者の夏バテ解消には

連日連夜日本列島は猛暑が続いています。

高齢者が熱中症で亡くなったというニュースも最近多いです。

熱中症はもちろん、夏バテにも注意してこの夏も乗り切りましょう。

熱中症対策としては水分補給が一番ですが、高齢者は若い人に比べると水分の摂取量が少なくなる傾向にあります。活動することも減るので高齢者にとって水分を補給する習慣作りは難しいと言われています。

そんな高齢者におすすめなのが乳酸菌飲料を摂取することです。カルピスやヤクルトといったメーカーから健康に特化した乳酸菌飲料が販売されているのでこういったものを毎日飲むように習慣づけるといいでしょう。

乳酸菌飲料は味もおいしく、飲みやすい商品がたくさん出ています。水よりも毎日飲む習慣がつけやすいです。また、長く続けていくことができます。

乳酸菌飲料を飲むことで高齢者に多い便秘や残尿感の問題も解消されます。

水分摂取にもなり、排便や排尿が適切にされることで不要なものを体外に排出します。また、便秘による不快感も軽減することができます。

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水分不足の悪循環

高齢者が水分を摂取するのが面倒な理由の1つとして、トイレに頻繁に立つのが億劫になるからというのが考えられています。夜も尿漏れの心配があるので水分を控えるようにする人がいるのです。

水分量が少なくなると便秘に繋がります。

腸の働きも衰えているため、余計に排便が困難となるのです。

水分不足の結果、便秘になっている高齢者には乳酸菌をとくに摂取することをおすすめします。

飲料以外でもヨーグルトやチーズといった乳製品にも乳酸菌は多く含まれています。咀嚼の機能が低下している高齢者でも食べやすい食品です。

ヨーグルトやチーズに含まれているのは動物性乳酸菌と呼ばれるものですが、植物性乳酸菌が含まれている食品もあります。

主に植物を発酵させた食品に含まれるもので、代表的なのが漬物です。しば漬けやたくあん、ぬか漬けには乳酸菌がたくさん含まれています。日本の漬物の他にもキムチやドイツのザワークラウト、ザーサイなどといった食品もおすすめです。

乳酸菌の他には

毎日の食事で適切な栄養を補給することで夏バテも予防することができます。高齢者は夏の暑さで食欲が低下している人も多いですが、しっかり食べないと余計に体力が低下してしまいます。量をたくさんとるよりは少なくてもいいので質のいい栄養素を補うことを心がけてください。ビタミンB1、タンパク質の含まれた食事を意識し、食欲を増進するために薬味や酸味をプラスした味付けにするといいでしょう。

この時期はとうがらしやわさび、カレー粉、しそ、しょうが、みょうが、ネギといった薬味をつかった食べやすい料理がおすすめです。さらに、梅干しやレモン、ゆずなどに含まれるクエン酸の酸味は食欲を促し、疲労回復の効果もあります。

老人ホームでの夏バテ対策

高齢者が夏バテになるのはよくあります。夏場はどんな人も暑さに参ったり、冷房の効いた部屋から外出を繰り返し、体温調節が追い付かないことに加えて、水分や栄養分の摂取量が不足しがちになります。毎年、気を付けてはいるものの、夏バテしない人の方が少ないはずです。

熱中症に対する意識

高齢者の多くは熱中症に対して意識はしているものの、知識が少ない場合が多くあると思います。年代的に冷房が苦手な人も多く、クーラーを使用しないことが節約につながるのは間違いではないですが、最近の日本の夏は年々暑さも増していることもあり、十分に気をつけていても、体が異状を訴えてきます。水分摂取や温度調節も“やってるつもり”の人が多いのかもしれません。
 

介護する側の気を付けたいこと

要介護の高齢者になると、自分で体温や環境の調節は困難であるため介護する側が気を付けていかなければいけません。食欲がなくなることが多いですし熱いものは食べたくなくて当然です。高齢者になると腎臓機能低下や筋肉不足になり体の中の水分量が減っているにも関わらず、排せつを気にして水分摂取を極力避ける傾向にあります。家族や施設のスタッフが何度も声掛けをしながら水分摂取や栄養摂取を促す必要があります。何度も声をかけられることで高齢者自身も自覚してきます。

 
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夏バテに対する対処法

十分に気をつけていても夏には夏バテがつきものです。食欲不振や水分補給ができなかったりすると、すぐに体が反応して動くのがしんどくなってきます。かといって、自己管理も難しいですが、老人ホームなどの施設に入所していれば、空調管理や水分摂取に対しての気配りが行き届きますし、日頃の食事内容にも気を配ってもらえます。熱中症などで体調不良になることの多い高齢者にとっては、管理の行き届いたホームでの生活が望ましいかもしれません。家族間で介護が困難になる季節などは栄養不足や水分不足にならないよう配慮してもらえる施設が安心と言えます。

施設を効率よく探すには？

季節の温度変化で風邪をひいたり体調を崩して入院する高齢者も少なくありません。退院後自宅に戻れない事になった場合の入居先探しはこちらから無料相談可能です。どんなケアが必要なのか、入居者はどんな性格でどんな生活が合っているのかなんでも要望を伝えてみましょう。