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ケアカンファレンスを行う意味は何があるのか

記事公開日:2016/05/24、 最終更新日:2019/11/08


ケアカンファレンスを行う意味は何があるのか

介護施設などではケアカンファレンスが開催されます。ケアカンファレンスでは一体どのようなことが話し合われているのでしょうか?

ここではケアカンファレンスについての詳細をご紹介していきます。

 

カンファレンス=相談、協議

カンファレンスという意味は会議、協議会、相談、協議という意味があります。その中でもケアカンファレンスの場合に最も適しているのは「相談、協議」でしょう。ケア=介護、カンファレンス=相談、協議なので、介護についての相談、協議を行います。

 

ケアカンファレンスの必要性

介護施設などでは頻繁にケアカンファレンスが行われます。なぜケアカンファレンスをおこなわないといけないのか?その必要性についてご紹介していきます。

 

介護の方針の一致

介護は様々な職員が一人の高齢者に対して介護を提供します。職員の中でどんな介護を提供していくのかの方針が一致していませんと、一人一人の動きが違って、介護を受けている高齢者としては戸惑ってしまうことがあります。

そのため、ケアカンファレンスを実施して介護方針の一致を行います。

例えば、トイレ誘導の際リハビリの為に歩いてもらうのか、危険だから車いすで移動してもらうのかなど、同じトイレ誘導でも2つのパターンがあります。ある職員は車いすで、ある職員は歩いてとなると、職員によって介護の差が出てしまい良いとはいえません。

 

情報共有のため

高齢者の体は日々変化していきます。そのため、情報をしっかりと共有するためにカンファレンスを行うこともあります。また、カンファレンスは介護職だけではなく、ケアマネジャーや看護師、リハビリの専門職など様々な専門職が参加しますので、各専門職の目線で情報共有をすることが出来ます。

例えば、退院してきたばかりの方の場合は、ケアマネジャーから各専門職に情報が送られます。看護師は何を担当するのか、介護士はどのようにケアをするのか、リハビリはどんなリハビリをするのかなどをケアカンファレンスで情報共有をしておきます。

 

問題解決のため

恐らくケアカンファレンスの目的として最も多いのは、問題解決のために行うケアカンファレンスでしょう。介護施設では様々な問題が発生します。よく起こるのは事故です。転倒事故、誤嚥事故などなど、高齢者がケガをしてしまう場面は良くあります。その都度カンファレンスを開いて、なぜ事故が起きたのか、今後どのような対策をとるのかを協議していきます。

また、問題行動がある方に対してもケアカンファレンスは行われます。認知症で徘徊がある、暴力があるなどです。どのように対応していくのか、こんな対応は良かった、悪かった、など様々な情報を出し合って問題解決に向けて話し合いをしていきます。

 

カンファレンスとサービス担当者会議の違いについて

カンファレンスとサービス担当者会議はよく同じようにとらえられますが、実際のところは意味合いが全く違います。サービス担当者会議の開催は法令(介護保険法)で定められていますが、ケアカンファレンスの場合は法令で定められていません。つまり、ケアカンファレンスをおこなわなくても問題はありませんが、サービス担当者会議を行わないと保険者からの指導が入ります。

また、ケアカンファレンスは基本的に職員のみで行います。対してサービス担当者会議には本人または家族の参加が推奨されており、話し合いをするのはもちろん、ケアプランの提示などもサービス担当者会議で行います。

ケアカンファレンスは様々な専門職の話し合いですが、サービス担当者会議は主にケアマネジャーが主導で進めるのも違いの一つであるといえます。

 

実際のケアカンファレンスの流れについて

実際のケアカンファレンスはどのような流れで行われるのでしょうか?実例についてご紹介していきます。

 

ケース①誤薬が発生した後のケアカンファレンス

高齢者Aさんに介護士が間違って高齢者Bさんの薬を飲ませてしまいました。大事には至らなかったのですが、再発防止のためにケアカンファレンスを行いました。

看護師からは、誰の薬が明確に分かるように名札を大きくする案、介護士からは一人で服薬介助をおこなうのではなく二人で確認をして服薬介助を行う案が出されました。また、なぜミスを起こったのかを確認すると、業務が忙しく雑に確認をしてしまったということでした。そのため、業務をある程度見直して食事の時間帯はできるだけ多くの職員で対応をすることになりました。

このケアカンファレンスを行った後、2週間後に再度ケアカンファレンスを行い、評価をして対策に問題がないのかを確認しました。

誤薬は場合によっては命に直結するような事故になりますので、各専門職がしっかりと対策を講じることによって同じ事故がおこらないように対処するのも、ケアカンファレンスの重要な部分であるといえます。

 

ケース②家族のクレームが多い方へのケアカンファレンス

家族からのクレームが非常に多く、理不尽のことを言われる方がいます。その方の対処方法についてケアカンファレンスがおこなわれました。

今まで言われたクレームをそれぞれ報告、このケアカンファレンスには施設の管理者も参加して、施設としてどの部分まで対応が出来るのか、どの部分までは対応が出来ないのかを明確にすることにしました。

今までは職員によって対応が違い、家族からすれば「あの職員はやってくれたのに、この職員はやってくれない」というクレームが多かったのです。

線引きをしっかりとすることによって、出来ないことは断るようにしました。

このケアカンファレンスでは、施設の管理者も一緒に入ることによって、施設としての対応を統一させることが出来ています。

 

介護現場のケアカンファレンスにおける看護師の役割

介護現場では、介護士が最も多く働いていますが看護師も働いています。ケアカンファレンスでは看護師は医療的な意見を伝える役割があります。介護士も多少は医療知識はありますが、専門職である看護師ほどではありません。

例えば、ケアカンファレンスで起床の時間を延ばしたいという話合いがあったとします。介護士はどのように起こすのか、起こした後何をして過ごしてもらうのかなどが話し合いの中心になりますが、看護師の場合は起こすことによって病気が悪化しないのかなどを意見をして伝えていきます。

介護士と看護師は目線が違いますので、看護師の意見もしっかりと取り入れることが大切になります。

 
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まとめ

ケアカンファレンスは良いサービスを提供していくためには、必要な話し合いです。それぞれ専門職の専門性から意見を言い、より良いサービスが実施できるように話していく、重要なものとなっています。

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