短期入所生活介護の加算のされ方は？

短期入所生活介護の加算のされ方は？

在宅介護をされている方のなかには、短期入所生活介護を活用されている方も多いですよね。短期入所生活介護とは、特別養護老人ホームへ短期間入所することで、いわゆる「ショートステイ」と呼ばれているものです。実は、短期入所生活介護は施設によって利用料やサービスが異なるということをご存知でしたか。今回は、短期入所生活介護を良く利用される方に知っておいて欲しい「加算」についてお伝えします。

どのような加算があるか確認しよう

加算とは、施設のレベルや基本的な介護サービス以外の付加的に提供されるサービスを行っている場合に基本料に上乗せして請求されるものです。入所を希望する施設が、どのような加算を算定しているのかチェックしてみましょう。最近では、施設のホームページに算定する加算の一覧表を載せている施設もあります。分からない場合は、直接施設に問い合せたり、担当のケアマネージャーに聞くこともできるかもしれません。

加算は、その施設が一定の基準や良いサービスを提供する保証となるものです。加算を多く算定する施設は、それだけ手厚いケアを受けることができることを意味しています。一方、利用料が気になる方は、加算をできるだけ算定していない施設を選ぶことで利用料を安く抑えることができます。

すべて加算、なわけではなくて

施設に掲載されている加算の全てが算定されてしまうのでしょうか。そうではありません。加算には大きく分けて自動的に算定される加算と、希望により付与する加算の２種類があります。自動的に算定される加算は一定の施設基準をクリアしている際に付与される加算で、以下のようなものがあります。

　・看護体制加算

　・夜勤職員配置加算

　・サービス提供体制強化加算

　・介護職員処遇体制加算

・機能訓練体制加算

一方、付加的なサービスを受ける際に算定される加算には以下のようなものがあります。

　・送迎加算

　・緊急短期入所受入加算

　・療養食加算

　・在宅中重度受入加算

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その他の加算については、厚生労働省のホームページ内にある短期入所生活介護適用要件一覧表を参照して下さい。付加的なサービスを受けるかどうかは、利用前にケアマネージャーと相談して決定すると良いでしょう。

サービス利用表を確認しよう

毎月、ケアマネージャーからサービス利用表というものが送られてきますよね。短期入所生活介護を利用した場合、算定された全ての加算を利用表で確認することができます。近年、施設による不正請求の問題がニュースで取り上げられています。サービス利用表には目を通さない方は多いですが、どのような加算が算定されているのか、不正に請求されている加算はないか１度チェックし、気になることがあれば担当のケアマネージャーに確認するようにしましょう。

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