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老いを受け入れられない高齢者

記事公開日:2016/02/11、 最終更新日:2018/12/27


老性自覚を受け入れられない高齢者

顔のしわやしみ、お腹のたるみ、老眼、体力の低下など老いを感じた経験がある方は多いでしょう。中高年になり老いを感じて悩む話はよく聞きますが、近年は高齢になっても老いを受け入れられない方が増えているそうです。

老いを受け入れられない高齢者

最近の高齢者は非常に元気で今の60代、70代には高齢者と言う言葉があてはまらないほど元気な方が多くいます。趣味やスポーツをアクティブに楽しんでいる方、定年後も仕事やボランティアでばりばりと活躍している方もいます。

このように実際に健康で体力があり日常生活を楽しまれている高齢者には何の問題もありません。しかし、年齢とともに老いを感じながらも自分自身が許容できず、無理をしてがんばりすぎる、周囲に心配をかけたる、過度に悩み精神面を病んでしまうようだと問題があります。老いを自覚して受け入れることを「老性自覚」と呼びます。「老性自覚」を持つことのメリットや老いを受け入れないことで起こり得る出来事などについて説明していきます。

老いを受け入れられないとどうなる?

①無理をして怪我や事故を起こしてしまう

身体機能の低下を感じながらも「自分は若いものに負けない」と無理をしてしまうと腰や膝の関節痛がでたり、転倒して骨折するなど病気や事故につながる可能性があります。高齢になってからの病気や事故は日常生活能力を大きく低下させます。一度低下した能力を高齢者が元に戻すことは簡単ではなく、こういった事故をきっかけに寝たきりになってしまうケースはめずらしくありません。

メディアで報道されることが多い社会問題に高齢ドライバーの事故があります。周囲の家族が危険を認識して免許の返納を促すものの本人は運転に自信を持っており、結果として事故を起こしてしまうケースがあります。地方では車がなければ買い物や通院が難しく生活できないという理由はあるものの、事故を起こした場合には相手にも迷惑がかかるため自分の老いを客観的に認識し、危険がある場合は免許は返納するべきでしょう。

②介護拒否

足腰の筋力が低下し歩行や日常生活動作に影響が出ているにもかかわらず、介護を受け入れてくれない方がいます。このような方は危険なことも1人でしようと無理をしてしまうことが多く、家族に心配をかけるとともに、利用者の安全を確保しなければならない介護スタッフにも負担をかけてしまいます。

③日常生活のいらいら

老いていくと当たり前のようにできていたことが出来なくなることが増えてきます。老いを受け入れられないと出来ない自分が受け入れられずいらいらを感じるようになります。場合によってはうまくいかないことを周囲のせいにしていまうこともあり、周囲から人が離れることでさらにいらいらするという悪い連鎖にはまってしまいます。
老いを受け入れられない原因

①老いを認めたくない

誰しもいつまでも若く元気でいたいと思うものです。老いを感じて悩むことはほとんどの人に経験があることだと思います。しかし、そのことにいつまでも悩み日常生活に問題が出るようだと困ります。

②老いへの不安

近年は少子高齢化とともに核家族化が進んでおり、高齢者夫婦のみの家庭や高齢者の1人暮らしが増えてきています。そのため、高齢者には「自分のことは自分で行わなければならない」という気持ちがあり、老いを感じてはいられないという状況があります。金銭面の不安もあり、自分がしっかりしなければという気持ちがあるのではないでしょうか。

③周囲の環境

老いを受け入れられるかは家族や親戚など身近な人間関係が大きく影響します。周囲が出来ないことを受け入れてくれない厳しい人ばかりでは高齢者は弱音を言いにくいでしょう。出来ないことを許容してくれる優しい人間関係があれば高齢者は老いを受け入れやすくなります。すべての人が老いについて理解があるわけではないのでなかなか難しい問題です。

老いを受け入れられない人の特徴

①プライドが高い

仕事で結果を残しある程度の地位や名誉を手に入れ自分に強い自信を持っている方や、美しさへのこだわりが強く美容や健康、体づくりなどに強いこだわりを持っているようなプライドが高い方は老いを受け入れにくい傾向があります。「若いものには負けない」「いつまでも若くいたい」という気持ちが他の方よりも強いからでしょう。このような気持ちは若さを保つ為に大切で決して悪いことではありません。しかし、過度なプライドで日常生活に影響が出るようだと問題となります。

②人に頼ることが苦手な人

人に頼ることが苦手で何でも自分1人でやろうとする人は老いを受け入れられない傾向にあります。今まで自分1人でやってきたという自信や「周囲に迷惑をかえけたくない」「人と関わりたくない」といった理由から、1人でがんばりすぎてしまう傾向があるようです。核家族化で家族関係が希薄となったことや近所づきあいなども少なくなり、「頼れるのは自分だけだ」「周りは誰も助けてくれない」といった社会の風潮も関係しているように感じます。

③実生活に余裕がない

老いを上手に受け入れている方はお金に余裕があり、家族関係も良く実生活が恵まれている場合が多いです。老後を過ごす十分なお金があり、老後の面倒を見てくれる信頼できる家族がいれば老いを受け入れやすいという状況は想像できます。一方でお金に余裕がなく日常生活を送るのにいっぱいいっぱいの状況では将来への不安もあり、老いを許容しにくくなります。

老いと関係する心の病気

老いを受け入れることが出来ず、過度に悩んだり不安を感じてしまうと精神的にも不安定になり、心の病気を発症する場合があります。最も多いのは老人性うつ病です。

老人性うつ病は65歳以上の高齢者がかかるうつ病のことをいいます。症状としては1日ぼんやりとしている、気力がなく元気がないといったことがあげられます。老人性うつになると大きく活動性が低下するため身体機能が低下し、頭痛やめまい、腰痛、肩こり、しびれといった身体的な不調を訴えることが多くなります。

老人性うつはそのままにしておくと認知症を発症するリスクを高めます。介護施設などで働いていると、家族の死や病気の発症などをきっかけにうつになり、認知症が急激に進行するケースをみかけます。

老人性うつを予防するには新しいことにチャレンジする気持ちをもったり、積極的に人とコミュニケーションをとって前向きに生活することが大切です。そのためには、自分自身が老いた自分を受け入れることが重要です。

老いを受け入れるには

では、老いを受け入れるにはどうすればよいのでしょうか。

①老いに逆らわず老いを選択する

65歳を超えて高齢者になると誰しも老いを感じるようになります。このときに無理をして「自分はまだ若い!がんばって昔の自分に戻そう」と思ってしまうと、うまくいかないことにいらいらするようになります。

無理をしてがんばるよりも「もう年なんだから、若いときみたいには出来ない」「がんばったってろくなことはない」と考えてしまえば老いを受け入れやすくなります。

 

②老いは誰もが経験すること、普通のことだということを理解する

老いはどんなに凄い人だろうと避けることができない人間全員におとずれるものです。老いは普通のことであるにも関わらず、老いを認めずあらがうことはおかしいように感じます。老いて出来なくなったことも「老いたんだからしょうがない、誰もが経験する普通のことだ」と理解すれば老いを受け入れることが出来るでしょう。

③死を意識しすぎない

老いを感じるようになると意識するようになるのが「死」です。死を意識しすぎると老いに関しても大きな不安を感じるようになります。「死」に関しては生きている人は誰も経験していないわけで結局のところ誰もわからないものだと思います。死については「考えても無駄」と開き直った方が老後を生きる上で楽なのではないでしょうか。

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