今年のバリアフリーショーで、おむつ選びのブースがものすごく大勢の方でにぎわっていました。
丁度セミナーがあり、その時のお話のポイントを書いてみます。
あわないおむつをしたときに、色々な影響が出てくるそうです。
たとえば、
こすれることでかゆくなる皮膚への影響がある。
合わないおむつをすることで不自然な姿勢になる。
合わないと歩行や寝返りがやりにくくなる。
言われてみるとよくわかります。
選ぶときに必要なポイントとして
アウターの通気性
インナーの通気性
排尿量
この3点を基準に考えて、体にぴったりな物を選びます。
厚みが2・3センチ膨らむことで、どれだけ歩きにくく動きにくくなるか。
やってみるとよくわかります。
ずれない様にするためのテープ止めの位置が悪いと、
腰が上がってしまい痛くなるそうです。
大吸収のパッドをつけすぎると、座ったときにも座位が
安定せずに、股間が開いて、骨盤が後傾してこけそうになるそうです。
吸収量についてですが、メーカーでの1回の尿量は150ミリリットルで計算されているそうですが、
当然人によっての量が異なります。
素材の吸収スピード、当て方、本人がずらしてしまうなど
様々な条件を考慮して選ぶ必要があるそうです。
おむつ代は施設では自己負担になりますので、使用量に個人差が大きく、支払い額にも大きく影響してきます。
施設によっては月額の使用量が50万も下がったケースもあるようです。
何よりもぴったりと合った物を選ぶことが、本人にとっても快適に過ごせて、排泄が楽に行えて、皮膚へのストレスも少なく負担額も下がるということで、ものすごく大切なことだということを教えていただきました。
本部が京都にあり、おむつフィッターという資格を持った方が選んでもらえるお店もありますので、関心のある方は是非相談をされてはいかがでしょうか?