義足を使用している高齢者への対応

義足を使用している高齢者への対応

けがや病気により、義足を使用している高齢者は少なくありません。特に、糖尿病性壊疽などで、足を切断し義足を使用している高齢者が多いです。そのため、義足を使用している高齢者に対し、内科的治療を含めた介護も重要となります。

義足を使用している高齢者への対応について、ご紹介いたします。

①内科的疾患の有無を確認

義足を使用している高齢者の中には、糖尿病壊疽により、足を切断している高齢者もいます。そのため、内科的疾患を理解し、高齢者への対応を検討することが重要となります。義足を使用している場合、高齢者の多くは車いすを使用したがることが多く、歩行量が低下しさらに運動量も低下することが多いです。

内科的疾患がある場合、運動量の低下は更なる疾患を患う可能性があるため、できる限り歩行を促すことが重要となります。そのためにも、内科的疾患を十分理解し、介護を行うことが重要となります。

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②痛みに応じた対応

義足は、重たく高齢者が思うように取り扱うことができないこともあり、車椅子の使用を求める方が多くなります。また、寒い時期などには痛みを生じることもあり、自力で歩行すること自体を嫌がる人も少なくありません。

しかし、義足を使用し歩行しなければ、筋力の低下は著しくなりできることもできなくなります。そのため、高齢者の痛みを確認し、その痛みへの対応を行いながら、できる限り歩くことを促していくことが重要となります。

③義足と皮膚の接触部分に褥瘡

高齢者の場合、皮膚が炎症を起こしやすく、褥瘡ができやすいのが特徴となります。そのため、長年使用してきた義足であったとしても、皮膚との接触部分に褥瘡ができることがあります。

褥瘡ができると、その部分が痛く、義足を使用できなくなることもあります。そのため、皮膚と義足との接触部分を観察し、異常がないかを把握することが重要です。発赤などがある場合などは、ガーゼやタオルなどで保護し、義足を使用できるよう援助していくことが重要となります。

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