高齢者の服薬介助を上手にするポイント

高齢者の服薬介助を上手にするポイント

高齢になると、ほとんどの方が何かしらの薬を服用されている事と思います。介護者は服薬介助に携わる機会も多くあるでしょう。

その中で、難しさを感じる場面も多くあると思いますが、ここでは、上手く服薬介助をする方法を考えて行きたいと思います。

①認知症の方への服薬介助

認知症の方は服用を忘れてしまったり、服用した事を忘れて重複して服用したりする場合があります。ある程度、曜日や日にちの理解が可能な方の場合には、お薬カレンダー等を利用するのも有効かと思われます。

曜日や日にちの理解が難しい方へは、声かけが必要になるかと思われますが、お薬に日にちを記入し、しっかり確認する事が必要になります。多くの種類の薬が処方されている場合は受診の際一包化してもらい、可能であれば日にちを印字してもらう等、お願いしてみましょう。

又、服薬の拒否が見られる場合もある事と思いますが、拒否があれば少し時間を置いてもう一度試みてみたり、日々の関わりの中で色々な方法を試し、その方にあった服薬の方法を考えていく必要があるかと思われます。
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②嚥下状態の悪い方への服薬介助

高齢になると、嚥下がしにくくなる場合があります。お薬も大きな物や粉の物等、色々な形の物があります。服薬の補助として、市販されているゼリー状の物を利用するのも良いかと思います。

錠剤を飲み易いように砕いたりする場合もあるかも知れませんが、薬の種類によっては砕いてはいけない物もありますので、受診の際、医師に相談するのが良いかと思われます。

③服薬介助において注意する事

服薬介助は安易に行わず、誤薬の無いよう、慎重に行わなければなりません。施設等、複数の方に服薬介助をする場合は、名前・日にちを声に出して確認する等、その都度その都度、細心の注意を払いましょう。

また、新しく処方された薬等がある場合は、状態の変化等があるかもしれませんので、しっかりと観察する事も必要かと思われます。

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