体圧を分散してくれる褥瘡予防マットレス

体圧を分散してくれる褥瘡予防マットレス

横になって肘をついて手で頭を支え長時間テレビを見ていて、肘が痛くなってしまった事はありませんか。ずっと同じ体制で新幹線の椅子に座ってお尻が痛くなった経験はありませんか。自分で身体を動かす事ができる人は、痛みを感じたら、そこで身体を動かし、同一部位にかかってしまった圧を取り除く事ができます。しかしながら、寝たきりなど、自分で身体を動かす事が出来ない人は、同じところに圧がかかったままになってしまいます。圧がかかったままになってしまうと、その部分の血流が悪くなったり、滞ってしまうことで皮膚の一部が赤くなったり、ただれてしまったり、傷ができてしまったりします。これが、いわゆる褥瘡になります。一般的には床ずれと言われるものになります。

褥瘡ができないようにするためには、同一部位にかかった圧を定期的に取り除くことが必要となります。寝たきりなどで自分でできない人は介護者の人が寝たきりの人の身体を動かすことが必要となります。しかし、これは、介護者にとっても身体的に大変なことであり、効果的に圧を取り除くことができなければ、意味がありません。そこで、少しでも褥瘡ができないように助けてくれるのが、褥瘡予防マットレスです。褥瘡予防マットレスは体圧分散寝具ともいわれています。

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①体圧分散寝具の目的

体圧分散寝具の目的は、身体とマットレスの接触面を増やすことによって、骨の出ている所にかかる圧を低くすることです。自動で圧を変えてくれる圧切替型のエアマットレスなどもあります。

②体圧分散寝具の選び方

現在、体圧分散寝具は多くの業者から多種多様なものが出てきています。体圧分散寝具を選ぶ際には自力でどの程度動くことができるのか、骨はどこがどのように出ているのか、排泄はどのように行っているのか、など考慮して選択していく必要があります。

③体圧分散寝具使用時の注意点

エアマットレスなどの体圧分散特性のよいマットレスは、身体が沈み込みがちになり、身体を動かしにくくなってしまうことがあるため、注意が必要です。

施設を効率よく探すには？

看護師による褥瘡のケアが必要な場合もこちらから老人ホーム入居をご相談下さい。相談はすべて無料です。
寝たきりの方や車椅子の方は褥瘡の心配があります。定期的な体位変換が必要な方も手厚い介護で安心して過ごせる施設をご紹介しています。