0

老人ホームと提携医療機関との関係性

大阪本部

本人にも家族の方にも楽しく負担を減らしながら過ごすことができる提案をできるように努力をしていきたいと思います。

老人ホームでは必ず提携の医療機関があります。

◇通常時

月に1回~2回往診に来てもらい体調の変化を診察してもらい、その時の体調に合わせて薬の種類を少し変えることもあります。

◇緊急時

精密検査や大がかりな治療が必要な場合は、短期の検査入院をしたり、より専門的な治療が必要な場合などは、短期~中期の入院をして治療行う場合もあります。

最近では往診の先生が、夜間や緊急時にでも飛んできて対応してくれる先生と契約しているケースも数は少ないですが増えてきています。そのような先生と提携している老人ホームは安心感もアップします。

大きい病院との提携をしているからといっても必ずしもすぐに動いてもらえるとは限りませんので確認は必要です。

入居時の病状によって、どこまでの医療行為が必要かで選択する施設が変わってきますが、場合によっては事前に往診提携先の先生に確認して、下記の内容についてご自身の病状のどこまでの範囲なら対応が可能かを確認しておくことも必要かもしれません。

◇確認事項

①     通常の往診対応でできること

②     入院が必要な時の病院への連携

③     救急搬送の際にどこの病院に行くことが多いか

④     施設に住みながらできる医療行為(昼、夜)

⑤     専門医への連携

⑥     どのような状態になれば施設を出ないといけないか

 

中には老人ホームに夜間のスタッフがいなかったり(機械での通報など)入居者数に対して夜勤人数が少ない場合もあるので確認が必要です。

長期入院になった時には老人ホームを解約して療養型の病院に転院することも考えられます。

そのような時にでも病院での入院期間が限られてたり(通常は3カ月前後)介護保険を使えるベッドを持っているかなど細かい分類があり、条件が合わない場合は再度転院の必要が出てきますので確認が必要です。

また入院が長期(3カ月~半年以上)に渡る場合は、場合によって現在の施設を一度解約扱いになる場合もありますので、そのような場合の対応方法や請求方法については入居前に確認をしておいてください。

現在病院では国からの医療制度の改定にともない病院の機能と役割の変更を行っていますので、日本全国この2~3年の間で地域病院の機能分担が大きく変わります。

分類によって、入院可能日数も変わりますので、近くの病院が下記のどの種類に属する病院なのか、ベッドの空き状況がどうなのかなどは、ホームの方に確認してみる必要はあります。

◇平均入院日数

①    高度急性期(15日前後)

②    急性期(9日程度)

③    亜急性期、リハビリ(20日前後)

④    療養(90日~140日前後)

⑤    精神(270日前後)

 

すでに地域の中での大きな病院では地域のクリニックや診療所からの紹介がないと診てもらえないことも増えてきました。

特に②の急性期病院が③④に変わる可能性が高いので、近くの病院でも診てもらえる範囲が大幅に変わるかもしれません。

またそれぞれの分類ごとに在宅復帰率も問われることになるので、治療が終わればすぐに退院を勧められることも増えてきます。

このような病院のバランスは残念ながら、どこの地域でも均等に連携が取れているわけではありませんので、ご自身の現在の病状を基本に考えて、進行したときにどのような医療機関でスムーズに診てもらえる流れがあるエリアかどうかをしっかりと確認して老人ホーム選びの条件として考えることは重要です。

 

老人ホーム探しはおまかせください

プロに施設探しを相談する