入浴については老人ホームによって様々なパターンがあります。
回数については1週間に2回というのが基本で、1回あたりの入浴時間は30分から1時間前後が一般的です。
最近は暑い日が多いので、週に2回は少ないとおっしゃるケースもよくお聞きします。
介護度と要望をお聞きしながらケアプランを組んで回数を決めますので、施設ごとに相談してください。
自立者の方向けのお部屋に風呂やシャワーがついている場合はいつでも自由に入ることはできますが、そのような部屋は非常に少なくなります。
最も多いのは施設内に共同で使用する個室の浴槽と共同の浴槽を併用して使う場合が多いです。
個浴
通常の家庭になるお風呂と同様で、ゆっくりと入ることができます。
完全に一人ではいることは危険なので外で見守りの方は必ずいて
気分が悪くなったり、頼みたいことがあればすぐ来てくれます。
シャワー浴
膝が悪い方や、座った状態でシャワーをするほうが楽な方に適した方法です。
頭も楽に洗えます。
機械浴
このケースは様々な機会がありますが、お風呂の段差を乗り越えることが大変な方や、
寝たきりの状態で体を曲げることが困難な方などが寝た状態のまま入ることができます。
大浴場タイプ
簡単に言うと、温泉の大浴場の小さめという感じです。
大きくはこのようなパターンに分類されます。
自立に近い方の場合や入浴時に特に介助が不要な場合は自分の好きなように入れますが、
万が一の場合を考えて見守りはつきますので、曜日や時間帯は事前に決めることが多いです。
介助が必要な場合はヘルパーさんが一緒に入って着替えから、髪の毛を乾かすまでの
全てのフォローをしてもらえます。
お風呂に入ることは清潔を保つためにも必要ですし、気分転換という意味においても非常に重要だと思います。
大阪近辺でも泉佐野市周辺であれば、車で20分程度の移動で、犬鳴温泉という所で日帰り入浴を気軽に楽しんで、会席の料理をゆっくりと食べることができる場所が近くにあったりしますから、最近では大型のスーパー銭湯などを使うことも良いかもしれません。
入浴の条件についてはホームによってのばらつきも結構ありますので、しっかりとご自身の要望を考えて相談してみてください。