高齢者住宅は一時的に宿泊するホテルや旅館とは違いますから、大切にしていきたい生活スタイルに合うか否かも大変重要なポイントです。
もちろんプライベート空間があるとはいえ、共同生活の要素も兼ねていますから、なんでもかんでも個人の思い通りにもいきません。
譲れる所、譲れない所をご理解された上で、ご入居することは非常に重要です。
日常生活のスケジュールについて
・食事の時間は選べるか
“○時～全員で決まった席で食べる”や“○時～○時”の間に好きな時間に好きな席で食べる“など方針は色々です。もちろん、これらの中間的なルールの所もあります。
・入浴の時間は選べるか
“週2回○曜日△時”や“1人で入れる状態なら空いている時はいつでも毎日でもいいよ”などもあります。もちろん、1人で入れるか否かはドクターやご家族の了承があってのことで、ご本人の独断では無いことが前提です。
・門限時間はあるか
ご本人の外出からの帰宅に関する門限やご家族が訪問する場合の時間制限など、これもまた様々な方面からの決まりがあります。一言掛けてもらえていたら、基本的に何時でも良いというホームもあります。
自由が良いかそうでないかは、ご本人様の安全面としてどうなのかを第一に考えて頂き、その上で快適な自由さをどこまで求めるかをお考え下さい。
費用関連について
・入居一時金の有無や退去の場合の返還について
・月額費用の各項目について
・月額費用の各費用に含まれるもの、それ以外について
よくあるのは、電気代が別メーターか否か。夏冬などのエアコン使用を考えると金額的に大きくなる方もいらっしゃいます。是非、ご確認して下さい。
また、洗濯洗剤やシャンプー、リンス、ボディソープなどは通常個人でご用意されるのが一般的です。たまに銘柄のこだわりが無ければ、高齢者住宅（ホーム）側の物を自由に使用して良いとするケースもあります。
飲み物に関しても同様に多少の違いはありますよ。
宿泊について
・ご本人様がご家族の元や旅行など外部で宿泊することが出来るか
“届け出さえだしてもらえたらOK”という所もあれば、“ご遠慮下さい”という所もあります。
・ご家族様が高齢者住宅（老人ホーム）内で宿泊することが出来るか
“ご家族様宿泊用の専用ルームを設けている”所もあれば、“ご本人様のお部屋に簡易な寝床を用意します”という所も、やっぱりスペースや備え付け家具面で宿泊について緊急時以外はNGという所もあります。
分からない事や、気に掛かる事は人それぞれです。「こんな事聞いたら失礼かな・・・」とか、「これは細かすぎるから聞きにくいな・・・」など思われるかもしれません。
そんな時はどうぞ、私達をご活用ください！
直接、高齢者住宅側には聞きにくくても、よく私達（相談員）には相談はしやすいと言われます。
どうぞ遠慮なくご相談下さいね。理想のお住まいとの出逢いのお手伝いを心より応援しております！！
