ご相談者様から費用の事でよく受ける質問があります。
「結局、費用はいくら必要なの?」
「後から追加の費用として○○や△△が必要とか言われたりしませんか?」などです
一般的になり始めて日が浅いこともありますし、ご不安な気持ちも無理がありません。
高齢者住宅や有料老人ホームによって、考え方や費用の名称が異なることもあり、一概には言い切れないところもございます。
今回は大枠の考え方として、どのような費用が見込まれるかをご紹介したいと思います。
① 入居時の費用
敷金…一般賃貸と同様でクリーニング代等を除いて退去時に返却されることが多い。
礼金…借主が入居時に支払う“お礼金”の意味合いの物で、退去に時は返還されない。
その他、サービス付き高齢者住宅では見られませんが、有料老人ホームで見うけられるのが、入居一時金です。
入居一時金…「入居金」や「入居保証金」など表現も様々です。この料金は有料老人ホームを利用する施設の保証金のような意味合いです。償却期間や月額使用料の何%などの規定もございません。
よって返還可能な時期や額に差がありますので、事前に調べて計算しておく必要があります。
② 基本料金
家賃…居住空間を借りる料金
共益費…共用部分(玄関ホール、廊下、エレベーター、共用部の照明や清掃・植栽など)
水道光熱費…水道代、電気代
※電気代が個別メーターか否かは物件により異なります。
サービス費(管理費等)…生活相談、安否確認、緊急時通報や対応、来訪者対応、電球の交換、ゴミ出し等
ここまではパンフレットに明確に明記されていることが多いです
ここからは個人差も多く、パンフレットに明記されていないことも多いです
③ その他の費用
食費…朝・昼・晩の1日3回の食事費用(おやつの有無はそれぞれで異なります)
※物件により3食全て注文が必要か、1食から注文できるかなど事なります。
※物件によりキャンセル可能か否か。可能日数なども事なります。
介護保険の1割負担…利用する介護サービス(洗濯や掃除など)により料金は変動
※担当ケアマネージャーをはじめ、運営者側とご家族様で話しあって立てたケアプランによって異なります。
医療費…診察料、お薬代等
※大変個人差がございます。担当の医師とご相談下さい。
日用品費…消耗品、おこずかいなど
※物件によってはシャンプー、リンス、ボディソープは備え付けの物をご利用可という所もあります。洗濯洗剤等も同様に。
またオムツが必要な場合は、個人差が大きく異なります。
簡単ですが、計算式を設けました。
当てはめて頂くと、概算でも月々の費用が見えてくると思います。
■初期費用
初期費用〇〇〇円
■月々必要な費用
家賃 共益費 水道光熱費
( 円)+( 円)+( 円)
+サービス費(管理費等) 食費 介護保険1割負担費
( 円)+( 円)+( 円)
+医療費 日用品費(おこずかい含む)
( 円)+( 円)
= 円