できるだけ訪問調査にはご家族同席にて
原則として市区町村の調査員がご自宅へ訪問し、40分~1時間程度の聞き取り調査を行います。
認知症の方などは、見知らぬ人を前にすると、普段よりしっかりした受け答えをしがちで、普段は“できない”ことも“できる”と答えてしまいます。
より正確に普段の状態を知ってもらうには、ご家族同席が望ましいといえます。
要介護認定が下りるまでの進み方
一次判定・・・調査票をコンピューターで判定
二次判定・・・介護認定審査会での審議
※審査会での重要ポイント
①訪問調査員が記入する「特記事項」
②主治医意見書
① ②を基に審議が行われます。
① に関しては、認定調査の際に“ご本人やご家族の不安”“日常生活での困りごと”などを調査員に率直に話しておくことが重要です。お人柄によっては認定調査の際に“大丈夫!”と普段以上にアピールしてしまうお話をよく耳にします。きちんと普段通りをご理解頂くように率直に話しましょう。
② に関しては、普段からかかりつけの医師に本人の心身の状況や日常の不安ごと、困りごと、認知症状の進み具合など相談しておいて、よくご理解頂いておくようにしましょう。
訪問調査を受ける時の大切なポイント!
ポイント1
普段どおりの姿を見せましょう。
☓その日のために部屋を掃除
☓よそゆきの身なりをする
ポイント2
ある程度の質問に応じてどう答えるか考えておきましょう。
・麻痺や関節の動きやすさ
・歩行や寝返りなど可能か否か
・意思疎通は可能か
・問題行動があるか
・点滴や導尿などを受けているか
・日中の生活の様子など
ポイント3
問題行動については、調査員にメモを渡すなどご本人に聞こえないような配慮をしましょう。
ポイント4
質問にはありのままを正直に答えるように、ご本人と話し合っておきましょう。
もし違う回答をした場合は、調査員に正しい情報を伝えましょう。
万が一、当日の様子が普段と違う場合も調査員に伝えて再調査を依頼しましょう。