健康日本21とは

健康日本21とは

健康日本21とは、聞いたことがある人は多いと思いますが、実際の内容を知らない人が多いのではないでしょうか。健康日本21とは、厚生労働省が平成24年に告示したものであり、全国民が対象となる法律となります。また、実施は平成24年7月から開始となっており、現在もなおこの法律に沿って健康増進することを目標としています。

健康日本21について、簡単な解説をご紹介いたします。

①それぞれの地域密着した健康推進

健康日本21では、それぞれの地域に根ざした目標を設定し、地域密着型の健康推進となっています。これは、その地域により健康などの問題点は違い、一概に同じ目標を立てるのではなく、それぞれの地域によってその地域が必要としている、健康推進目標を掲げることが重要としているからです。

そのため、その地域にとっての問題点を見直し、その問題点を健康推進の目標と捉え、各市区町村が基本的な方向等の目標を掲げることが重要となります。

＞関連：なぜウチシルベは無料で老人ホームを探してくれるの？
 

②生活習慣病や原因となる生活習慣の改善

健康日本21では、食生活・運動習慣・心の健康・喫煙・飲酒・歯の健康・糖尿病・循環器・癌の9つの分野で、課題を見出し生活習慣の改善を求めています。そのため、各自治体においての健康診断の結果等を元に、不健康な人の身体状況・精神状況を把握し、改善点は何かということを見出します。

それを踏まえて、その地域の特性を検討し、生活習慣病やもととなる生活習慣の改善を、課題・目標と掲げ、地域における健康改善を推奨しています。

③8020運動

8020運動と聞いたことがある人は、多いのではないでしょうか。8020運動とは、80歳までに20本、自分の歯を残しましょうという運動になります。歯が無く総入れ歯の場合、認知症になる確率が、80歳で20本以上の自歯を持つ人に比べ5倍以上高くなるといわれています。

そのため、歯の健康を保つことで、認知症予防にもつながると言われています。また、自歯があることで、食事も食べることができ、健康的な生活を送る事ができるため、8020運動は健康日本21で掲げる目標として、とても重要なものとなります。