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高齢者の脊髄・頸髄損傷は寝たきりにつながってしまう

記事公開日:2020/10/18、 最終更新日:2020/10/14


脊髄

背骨の中には脊髄という、大きな神経の束があります。脊髄は手足を動かしたり、痛みや温度などを感じたりする大事な神経。脳とつながっています。
加齢とともに骨・関節の疾患が出てくることで、転倒や転落などの事故以外に脊髄と頸髄の損傷を起こしやすくなり、寝たきりの原因になることも。

そこでこの記事では
・脊髄・頸髄損傷について
・脊髄・頸髄損傷の症状
・脊髄・頸髄損傷を防ぐためにできること
について解説します。

加齢とともに生じる身体の変化を理解し、いつまでも元気にいきいきと過ごせるようにしましょう。

脊髄・頸髄損傷って?

脊髄

脊髄・頸髄損傷は一般的に、交通事故やスポーツでのケガが原因で生じることが多いですが、高齢者では変形性骨関節疾患から生じるケースもあります。
最初に脊髄・頸髄損傷について解説します。

脊髄損傷とは

脊髄は背骨(脊椎)の中にある長い筒状の構造をした神経の束です。
脊髄は上方で脳につながり、下方は第1、第2腰椎(胸と腰の境界あたり)の高さで終わる、細長い白い大根のような形態をした、中枢神経(運動・知覚の刺激の伝達路と反射神経を司る)です。

交通事故やスポーツなどが原因で脊椎に衝撃が加わることにより、脊髄に損傷が生じることを脊髄損傷といいます。

脊髄が傷つくと神経がマヒするため、身体が動かなくなり、皮膚の感覚もなくなってしまいます。
高齢者になると、事故から生じるものに加えて、「変形性脊椎症」という骨の疾患から様々な神経症状が現れます。
変形性脊椎症は、頸椎症や腰痛の原因となるものです。
進行すると脊柱管の狭窄をきたし、様々な症状が出現します。神経症状が出現すると、痛みやしびれのみならず、機能障害が進行するため、著しく運動が制限されてしまいます。

頸髄損傷とは

頸髄は脊髄の一番上の部分です。脳とつながっており、ちょうど首の骨の中にあります。
頸髄は首の骨で守られているので、日常生活で傷つくことはありません。
頸髄が傷つく原因で圧倒的に多いのが、事故による首の骨の脱臼や骨折です。それに伴って頸髄が傷ついてしまいます。
事故では、高所での転落、交通事故、落下物の衝突、スポーツなどがあります。
その他の原因では、首の骨や脊髄の腫瘍などがありますが、高齢者では加齢に伴う変化により頸椎症で様々な症状が出てきます。

頸髄は脳に近いところにあるため、傷つくところが少し違うだけで、身体の動くところや感じるところが変わってくることがあります。

脊髄・頸髄損傷の症状

脊髄と頸髄は体を司る中枢神経のため、損傷すると身体のマヒや感覚障害が現れます。
例えば頸髄損傷の場合は手足に、脊髄損傷の場合は、下肢に障害が現れることが多いです。

また、高齢者の場合は気づかぬうちに進行することもあります。
進行すると
・四肢の運動麻痺
・感覚障害
・排便・排尿困難
・歩行困難
になり、介護が必要になることも。
気づかぬうちに進行するものとして代表的なものが、変形性脊椎症です。
軟骨・椎間板の変形や摩耗から生じるものです。
椎間板の変性による不安定性や椎間関節の変性のために、腰椎の場合は腰痛、臀部痛、頸椎の場合は頚部痛や肩こりが起こります。

頸髄症は、手のしびれ、痛み、巧緻性障害、筋力低下、歩行時のふらつきなどの神経症状をきたします。
進行すると、知覚や筋力の低下とともに、箸が使えない、字が書けない、ボタンの留外しができないといった巧緻性の低下を生じてしまいます。
さらに歩行時のふらつきが強くなり、歩行が困難になってくると、転倒や階段からの転落などといった事故から、脊髄・頸髄損傷を引き起こし、寝たきり状態になってしまうため、日頃から転倒予防をすることが大事です。

脊髄・頸髄損傷を防ぐためにできること

脊髄・頸髄損傷を防ぐためには転倒予防の対策をすることです。
自宅の環境を整える、転倒予防のために筋力アップ・バランス能力をアップすることでリスクを減らすことができます。
食生活では筋力が低下しないようにたんぱく質をしっかり摂るようにしましょう。

自宅の中は危険がいっぱい

意外かもしれませんが、転倒事故の一番多い場所は自宅です。
自宅の環境を見直してみましょう。
玄関・廊下・階段・居間・寝室・浴室・トイレなど、滑りやすい箇所はないか?マットなどでつまずきやすくないか?バリアフリーにするなど、住みやすい環境にしましょう。

ロコモ体操をしよう

転倒予防のためにロコモ体操をしましょう。
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を 「ロコモティブシンドローム」=ロコモといいます。

立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態がロコモティブシンドロームです。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。
要支援、要介護になる原因のトップは転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障であることはあまり知られていません。
ロコモ対策には開眼片足立ち、スクワット、かかと上げなどの体操がおすすめです。

参考URL:日本整形外科学会「ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト」
https://locomo-joa.jp/check/test/

食事

転倒しないようにするためには、食事も大事です。身体は食べたものでできています。
低栄養状態が続くと、筋肉量の低下、体力が低下してきます。筋肉量の低下からふらつきが起こり、転倒することも。エネルギーとたんぱく質をしっかり摂るようにしましょう。

参考URL: 日本整形外科学会「ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト」
食生活でロコモ対策
https://locomo-joa.jp/check/food/

脊髄・頸髄損傷についてまとめ

脊髄・頸髄損傷について、脊髄・頸髄損傷を防ぐためにできることをお伝えしました。
加齢による身体の変化を知ることが介護予防になります。
いつまでも元気に過ごせるための一助になれば幸いです。

◆参考文献
『骨・関節疾患の在宅医療』いらはら診療所 苛原実編集 南山堂
『スポーツ指導者のためのスポーツ外傷・障害』市川宣恭編集 南江堂
『老年医学テキスト』社団法人 日本老年医学会編 メディカルビュー社

◆参考URL:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_035.pdf

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