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施設介護とは②介護老人保健施設

大阪本部

本人にも家族の方にも楽しく負担を減らしながら過ごすことができる提案をできるように努力をしていきたいと思います。

今回も、施設介護について説明したいと思います。

施設介護とは、介護保険法に基づいて、

「介護老人福祉施設」

「介護老人保険施設」

「介護療養型医療施設」

で提供される、(医療的な)介護サービスのことをいいます。

その中で、本日は、介護老人保健施設についてご説明させて頂きます。

介護保険による施設サービスのひとつで、通称“老健”と呼ばれています。

同じ施設サービスである特別養護老人ホームに比べると医療ケアが充実しているという側面があり、

自宅と病院との中間のような役割を持っています。

在宅での生活を目指すことが基本的なスタンスのため、入所期間は3カ月から半年、長くても1年未満となっています。

その間に在宅での生活へ戻るのが難しい場合は、有料老人ホームなどに転居するケースが多いようです。

◇費用・料金

有料老人ホームなどでは必要になる入居一時金は、介護老人保健施設では必要ありません。

入居後に必要な月額利用料には、家賃、管理費、食費、水道光熱費に加えて日常生活にかかる雑費などが含まれます。

月額利用料は、本人や扶養義務のある家族の世帯収入、課税状況の他、相部屋か個室ユニットかの選択によって異なります。

事前によく確認するか、わかりにくい場合はケアマネージャーなどに相談すると良いと思います。

◇入居条件

入居対象者は、原則65歳以上の高齢者で、要介護度1以上の方。

その他、「伝染病などの疾患がない方」「長期的な入院を必要としない方」など、入居にあたっての条件は施設によって様々です。

入所の申請は、施設へ直接、申し込みます。

その際、主治医の意見書・診断書を元に面談を行い、本人の健康状態や介護度などを鑑みた上で入所判断が行われます。

◇介護・医療

医療ケアを行う看護師や、リハビリ担当の理学療法士、健康管理を行う管理栄養士など、各種の専門スタッフがサポートする形で在宅復帰を目指します。

医療ケアも万全で、痰の吸引や胃ろう(胃に穴を開けて直接、栄養や水分を送り込む方法)、鼻チューブによる栄養供与、酸素吸入といった高度な医療が必要な高齢者の入居も受け付けています。

◇施設内での活動内容

食事や入浴、排泄など日常生活のサポートや、療養上の医療ケアを受け、身体機能の回復を目指します。

と同時に、積極的にリハビリなどの機能訓練を受け、在宅での自立した生活への復帰を目指します。

医療ケアやリハビリが中心となるため、レクリエーションなどのイベントに関しては、特養ほどは充実していませんが、施設によってレクリエーションへのスタンスは異なるので、詳しくは施設に聞いてみると良いと思います。

◇施設設備

老健では、4~6人程度の相部屋が主流です。

昨今ではユニット型個室タイプの施設を増やそうという動きもありますが、開設がなかなか進んでいないというのが現状です。

そのため、認知症患者も積極的に受け入れてはいますが、昼夜逆転していたり、他の入居者に対して迷惑行為があるようなケースでは、退去措置がとられる場合があります。

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