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施設介護とは③介護療養型医療施設

大阪本部

本人にも家族の方にも楽しく負担を減らしながら過ごすことができる提案をできるように努力をしていきたいと思います。

今回も、施設介護について説明したいと思います。

施設介護とは、介護保険法に基づいて、

「介護老人福祉施設」

「介護老人保険施設」

「介護療養型医療施設」

で提供される、(医療的な)介護サービスのことをいいます。

その中で、本日は、介護療養型医療施設についてご説明させて頂きます。

介護療養型医療施設は介護保険における施設サービスのひとつ。

その名の通り、医療サービスに重点を置いた施設で、療養病床と老人性認知症疾患療養病棟という2種類があります。

療養病床は、主に療養上の医療を必要とする方のための施設で、病状が安定期にあり、長期間にわたる療養や介護が必要な方を入居対象。

特養や老健よりも寝たきりなどの要介護度の高い方が多く利用しています。

一方、老人性認知症疾患療養病棟は認知症を患っている方の精神的・身体的な療養を目的にした施設となっています。

◇費用・料金

有料老人ホームなどでは必要になる入居一時金は、介護療養型医療施設では必要ありません。

入居後に必要な月額利用料には、家賃、食費、水道光熱費に加えて日常生活にかかる雑費などが含まれます。

月額利用料は、本人や扶養義務のある家族の世帯収入、課税状況の他、相部屋か個室ユニットかの選択によって異なります。

事前によく確認するか、わかりにくい場合はケアマネージャーなどに相談すると良いと思います。

医療費負担が大きいため、特養や老健と比べると月額利用料が高くなるという特徴があります。

◇入居条件

入居対象者は、原則65歳以上の高齢者で、要介護度1以上の方。

病院での急性期の治療が終了し、病状が安定し、長期間の治療を必要とする方が対象となります。

入所の申請は、施設へ直接、申し込みます。

その際、主治医の意見書・診断書を元に面談を行い、本人の健康状態や介護度などを鑑みた上で入所判断が行われます。

入居にあたっては、申し込んだ順番ではなく、より重度の医療措置をとらなければならない人が優先されます。

◇介護・看護

医療ケアを行う看護師や、リハビリ担当の理学療法士、健康管理を行う管理栄養士など、

各種の専門スタッフによって生活サポートが提供されます。

医療ケアに関しては当然、万全の体制が敷かれており、痰の吸引や胃ろう(胃に穴を開けて直接、栄養や水分を送り込む方法)、鼻チューブによる栄養供与、酸素吸入といった高度な医療が必要な高齢者が多く利用しています。

施設内での活動内容については、療養上の医療ケアを受け、身体機能の回復を目指します。

と同時に、積極的にリハビリなどの機能訓練を受け、在宅での自立した生活への復帰を目指します。

医療ケアやリハビリが中心となるため、レクリエーションなどのイベントに関しては、特養ほどは充実していません。

基本的には、体を動かさずとも身体的な刺激につながるような、「音楽を聴く」「紙芝居を見る」といったレクリエーションを行なっている施設が多いようです。

◇施設設備

4~6人程度の相部屋が主流です。

ユニット型個室タイプの施設もあることはありますが、数は非常に少なく、また費用が高額になります。

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