65歳以上の“要介護の原因になった疾病”を調べてみると、『脳梗塞』『脳出血』『くも膜下出血』などの『脳血管疾患』が最も多く占めます。
誰にでも起こりうる生活習慣病の1つですので、日頃から気を付けることで予防出来るでしょう。
○脳梗塞とは・・・
脳の血管が詰まってしまい、それが原因でそこから先の脳細胞に酸素や栄養分が行き渡らなくなり、脳細胞がダメージを受けてしまうことです。
○脳梗塞の原因
欧米化の食生活などが原因で動脈硬化を引き起こし、脳血管の中が細くなって、血流が滞り詰まってしまいます。
○脳出血とは・・・
脳内の血管が破れてしまうことです。
○脳出血の原因
脳梗塞の原因と似ていますが、動脈硬化が進んでいくと、脳血管がもろくなってしまいます。そうすると、血圧が高くなった場合などに破れやすくなってしまいます。
○くも膜下出血とは・・・
脳内にあるくも膜の内側で血管が破れることをいいます。
○くも膜下出血の原因
自覚症状が無いため、突然死として考えられたりもしていますが、元々は脳血管に異常があった場合がほとんどです。ほとんどが「脳動脈瘤」という血管のコブが原因の8割をしめます。
そしてこれらが起こってしまうと、多くは麻痺やしびれ、感覚異常、運動障害、意識障害、言語障害などが起こってしまいます。
○脳血管疾患の予防
生活習慣では大量の飲酒やタバコ、運動不足等を避けることが大切です。また栄養バランスを考えた食事に心掛け、肥満にならないようにすることも大切です。
また症状や病気では高血圧、糖尿病、心臓病の人は要注意です。血管に負担を掛けやすいので、生活習慣により一層気を付けましょう。
老後を元気に楽しく過ごして頂くためにも、毎日の少しずつの心掛けを取り入れてみて下さい。食生活以外にも“リラックスする時間を持つ”“イライラしない”なども大切です。少し身体に負荷を掛けてしまったな・・・と思った時は、次の日は労わってあげて下さいね!