どこからが、安楽死

どこからが、安楽死

「安楽死」とは、どのようなものを指すのか、それは人それぞれ違います。しかし、どのような最期であったとしても、その人にとって生きてきた意味があります。また、亡くなる時に苦しまないで最期を全うできたら、もしかしたら幸せなのかもしれません。

どこからが「安楽死」なのか、ご紹介いたします。

①安楽死は、殺人罪なのか

メディアなどで、医師が安楽死を選択し殺人罪で問われたことがありますが、果たして安楽死は殺人なのでしょうか。また、どのような死に方であれば安楽死とし、殺人罪とはどこからなのでしょうか。

例えば、植物人間の状態でもう目を覚ますことが無い状態だとしたら、貴方はそれでも生きていたいですか？ご家族にとっては生きていて欲しいと思っても、本人にとっては死にたいかもしれません。その本人の意思を聞くことができれば、殺人罪には問われないのかもしれません。

②本人の意向を残しておく

現在、臓器提供カードや運転免許書などの裏に、脳死状態になったときどうしたいか、ということを書けるようになっています。また、その書いた内容が本人のものと判定された時、その意思は尊重されるようになっています。

そのため、もし臓器提供をしたいとなっていた場合には、心配停止していない状態であったも提供することなり、脳死判定後安楽死と言う形になります。

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③治療をしないことも安楽死の一つ

癌の末期状態となり、手術や放射線治療などを行わず、できる限りは自宅で過ごすことも「安楽死」の一つかもしれません。例えば、もしかしたら治療をすればもう少し長く生きることができるかもしれませんが、それをせずに亡くなる日までその人らしく過ごすことはどうなのでしょうか。

医療を提供することが全てではなく、医療以上にその人らしい生活を送ることを選択したとしたら、それは安楽死でありその人を尊重することにもなります。そのため、一概に安楽死が悪いと言うわけではなく、その人がどのような最期を迎えたいか、と言うことが一番重要ということになります。

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