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若年性認知症について知る

記事公開日:2015/06/24、 最終更新日:2019/03/27


若年性認知症について知る

若年性認知症とは

ジュリアン・ムーア主演「アリスのままで」は若年性アルツハイマー病と診断された50歳の大学教授を主役にした映画です。この映画の主題になっている若年性認知症とは一体どういう病気なのでしょうか。

 

認知症は高齢者のかかる病気というイメージが強いですが、若年性認知症は18~64歳の間で発症する認知症のことです。

患者数は27,000~35,000人と言われ、潜在的な数を含めたら3倍以上になるのではと考えられます。

 

若年性認知症の原因

老人性認知症の場合、アルツハイマーや脳血管障害などが認知症の原因となります。

一方で若年性認知症の場合、アルツハイマーや脳血管障害の他にも頭部外傷や薬物、アルコール依存、クロイツフェルト・ヤコブ病、パーキンソン病、エイズ、ピック病といった様々な病気が原因で発症します。

 

若年性認知症の男女比

映画では女性がこの病気にかかっていますが、2009年の国内調査結果では男性のほうが女性よりも多く発症しています。

発病の平均年齢は約51歳。脳血管性型とアルツハイマー型が圧倒的に多かったとのことです。

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若年性認知症の初期症状

老人性認知症と同じように、初期症状として物忘れが多くなります。

仕事やプライベートで大切な用事を入れていてもそれを忘れてしまいます。うっかり忘れてしまうのはだれでもあることかもしれません。認知症では約束をしていたこと自体を忘れてしまうので「約束忘れていたよ」と指摘されてもそのことを思い出せません。この点が普通の物忘れと異なる点です。

 

また、見当識障害も起こります。今日の日付がわからなかったり、自分がいまどこにいるのかがわからなくなってしまいます。よく知っている場所で迷子になってしまうことも重なります。

そのほか、一度に複数のことを考えられない、料理の手順がわからない、部屋が気づいたら散らかっているといったこともあります。車の運転をするのも危険な状態になることがあります。

 

アルツハイマー型

アルツハイマー型では脳に老人斑と呼ばれるシミができます。シミの正体は「βタンパク」という新種のタンパク質からできた「アミロイド」という物質です。これが蓄積されると脳の働きが阻害されます。遺伝で発生することもあるので、30~50歳という若さで発症してもおかしくありません。

アルツハイマー型の初期には頭痛や不眠がみられます。また、不安感や自発性の低下といったうつ病のような状態もみられます。このため、病院にいってうつ病と診断されてしまうこともあります。

頑固で自分中心の考え方になり、人格が平板化します。

 

脳血管障害型

脳梗塞で血管が詰まったり血流の量が減って脳細胞の働きが低下することにより起こります。

50~60歳の男性に多いケースです。

物忘れが多くなったり、計算ができないといった症状があります。また「まだらボケ」といってあることははっきり覚えているのに他のことはあまり覚えていないといったことがあります。喜怒哀楽が激しかったり、抑うつ症状、脳梗塞のために運動機能が低下するといった症状があります。

認知症になって離職する人、働く人

働き盛りの人に突如襲い掛かる若年性認知症。定年前に認知症の症状が現れる人も決して少なくはありません。

そして65歳未満で若年性認知症を発症した人のうち79%の人が自ら退職しているそうです。

 

発症後、働き続けるかどうかは本人の意思よりは会社側の対応によって決まることが多いようです。

多くの若年性認知症患者は発症後、職場に告げたところ、労働時間の短縮や配置転換といった対応をしてもらえるのは日本ではほんのわずかのようです。

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認知症でも仕事を続けられる?

世界中で65歳以下の認知症患者は全体の5~10%と言われています。少ないようですが、数でいうと475万人にのぼります。

アメリカやイギリス、オーストラリアといった国では認知症を理由とした労働差別は禁止されています。しかし、それにもかかわらず発症した社員をケアしたり、勤務できるような対応をしている企業は非常に少ないです。

 

一方で、認知症患者でもできる仕事があるという理解から、配置換えを行う企業もあります。カナダのとある企業では認知症にかかった社員を長期記憶を活かす仕事に異動させました。この会社では認知症になった社員の30年に渡る知識と経験を活かし続けたいと考えました。これまでのようなタービンや発電機、ボイラーを扱う仕事はできないとわかりましたが、短期記憶ではなく長期記憶を扱う仕事を任せることにして、企画チームへと異動させたのです。

 

日本でも若年性認知症になった元フォルクスワーゲンのトップセールスマンが発症後も働き続けているという例があります。

この男性は発症後は営業のしごとはできなくなりましたが、工夫をしながら総務人事のチームリーダーを勤めているとのことです。

やるべき仕事と手順をマニュアル化し、ノートにまとめ、それをみながら仕事をこなしていきます。別のノートにはやった仕事を記入していきます。

この几帳面な仕事ぶりは他の社員も参考にしているとのことです。認知症による記憶障害はあっても思考力や判断力はしっかりしている。この認知症の特性を活かして、会社の上司は男性を社員として雇い続けているのです。

 

企業側のケアが大切

働き盛りの人が発症後に仕事を離職するのは経済的に大きなダメージを与えます。定年前に仕事をやめた人のほとんどが生活が苦しいと感じているそうです。

認知症になったら仕事ができないというのは偏見です。個人差はありますが、企業の理解と手厚いバックアップさえあれば働き続けることも可能です。

もちろん、認知症を抱えながら働くのは本人にとってもとても大変なことです。不安も大きいでしょう。そのこともきちんと理解した上で企業が意識改革を行っていくことが求められます。

施設を効率よく探すには?

若年性認知症など65歳以下で老人ホームを探したいという場合にもこちらから相談することができます。受け入れ可能なホームをプロが探してくれるので安心して相談してみましょう。

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